バイオものづくり

R&B戦略
人と技術の融合で未知の領域に挑む
Dreamology Company カネカのR&B

バイオものづくり

近年の技術の加速的な進歩によって、生物の力を活用し、化学プロセスでは生産できない複雑な物質を製造できると同時に、高温高圧を必要としない発酵・培養プロセスによるエコフレンドリーな生産技術として、バイオものづくりの可能性が大きく広がっています。

当社は、イースト菌などの発酵技術に端を発し、医薬や農業、環境分野とさまざまな領域で技術を蓄積してきたバイオものづくりの先進企業です。

3つの戦略領域に貢献するカネカのバイオものづくり

人と技術の創造的融合 奇跡のポリマー Green Planet®

100%バイオマス由来で、海洋中でも分解する高い生分解性を持つ、Green Planet®。長年培った育種・培養技術や、高分子材料分野のプロセス開発の技術など、当社だからこその多彩な人や技術の創造的融合によって実現した奇跡のポリマーは、社会のニーズの高まりを受け、実装が進んでいます。

社会実装の進展

2022年は国の法令の施行をはじめ、社会のプラスチック問題への意識がいっそう加速した一年でした。使い捨てプラスチックの削減ニーズを抱えるブランドホルダーからの引き合いが急増しており、それに応える加工技術の開発も進み、採用が拡大しています。

(ホテルチェーン初)ホテルアメニティ
(株式会社東急ホテルズ)
お菓子用ヒートシール紙(株式会社ブルボン)

脱炭素社会へのGreen Planet®のさらなる進化

ますます高まるGHG排出量削減の社会課題に貢献するべく、二酸化炭素を直接資源とする技術の開発に取り組んでいます。
Green Planet®を二酸化炭素と水素から生産する研究はすでにラボレベルでの生産に成功しています。
今後、実用化に向け、高生産性の微生物の育種や世界初のガス培養実証プラントを建設する技術開発を進めると同時に、多種多様なポリマー生産への応用も研究していきます。

カネカはバイオものづくりの先進企業

重点領域(環境、医療・医薬、食糧・農業)におけるバイオものづくりによる製品群(一部)

食糧危機を突破するバイオものづくり

ゲノム編集による作物の改良技術が進歩しています。当社はiPB法とJT法の2つの独自の育種技術の掛け合わせを中心に、新たなビジネスモデル創出につながる技術導入を進めています。
さらに、当社独自の抗ストレス肥料やバイオ農薬などの食糧生産支援技術を組み合わせ、大型種子関連事業へと拡大させます。

医薬モダリティの多様化を実現するバイオものづくり

カネカユーロジェンテック社において、mRNAのGMP(※)製造能力増強を決定しました。生産能力は現状の約5倍となります。
カネカユーロジェンテック社では、創薬企業へバイオ医薬品の原薬となるプラスミドDNAやタンパク質、オリゴ核酸などを提供しています。
mRNAについても、2020年から製造サービスを開始しており、今回の能力増強により事業拡大を図っていきます。

※ GMP(Good Manufacturing Practice):医薬品等の製造管理および品質管理の基準。

再生・細胞医療を社会に届ける挑戦

国内グループ会社の株式会社バイオマスターが運営するセルポートクリニック横浜では、自家細胞治療技術を確立し、世界をリードする1,300例以上の臨床実績を積み重ねています。
乳房再建を中心とした形成外科領域に加え、変形性膝関節症などを対象とした整形外科領域に拡大を進めます。

バイオものづくり

PAGE TOP