ESG推進
ESG推進活動
ESG査察
カネカグループの法令遵守、徹底状況の確認および労働安全衛生レベルなどの向上を図るため、ESG査察として「ESG安全・品質査察」「ESG適正監査」をカネカと国内外のグループ会社を対象に行っています。
ESG安全・品質査察は、労働安全衛生、保安防災、環境保全、製品・商品・仕掛品の品質保証、化学物質管理、コンプライアンスの面から、工場の安全管理状況について現場で確認、その確認状況のエビデンスから評価し、改善の必要な項目を本社と工場が共有しています。2023年度は、カネカ全工場と国内グループ会社18社、海外グループ会社3社で実施しました。
「環境安全衛生管理規程」「品質マネジメント規程」にグループ会社への対応や責務についても明記するとともに、社員の自律的な取り組みを促し、カネカグループの環境負荷の低減、労働災害リスクの減少、自然災害や製品事故などへの危機対応力の向上に努めています。
ESG適正監査は、事業活動や労働関連における法令の遵守状況を確認しています。2023年度は、独占禁止法に代表される競争法などについて、カネカ全事業部門、国内グループ会社30社、海外グループ会社20社で実施しました。販売・購買・事業開発に携わるカネカおよび一部の国内グループ会社の幹部職を対象に独占禁止法遵守の研修を行い、遵守することへの誓約書の提出を義務付けています。また国内グループ会社では、労働基準法改正(2024年4月)に関する項目の対応準備、有給休暇の年5日取得の徹底や取得状況など確認しました。
ESG教育
研修や社内イントラネットを活用し、社内のESG啓発活動を行っています。
2023年度も引き続き、社内イントラネット「ESG推進WEB」では、企業に求められるESGの社会課題、ESGへの歩み、ESG憲章に関する取り組みなど、社内周知に努めました。
今後も、企業活動を通じて社会課題の解決に向けて、社員の理解を深めていきます。
イニシアチブへの参画
国連グローバル・コンパクトへの支持
カネカグループは、2015年3月「国連グローバル・コンパクト」に署名しました。
「国連グローバル・コンパクト」とは企業による自主行動原則で、賛同する企業は、「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の4分野10原則に対して経営トップ自らがコミットメントし、その実現に向けて努力を継続します。グローバル経営を目指すカネカグループでは、私たちの企業姿勢をステークホルダーのみなさまや国際社会に広く発信しながら、世界の持続可能な成長の実現へ貢献していきます。

国連グローバル・コンパクト
国連グローバル・コンパクトの10原則
人権 |
企業は、
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労働 |
企業は、
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環境 |
企業は、
|
腐敗防止 |
企業は、
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経団連生物多様性宣言イニシアチブの賛同
日本経済団体連合会(経団連)と経団連自然保護協議会が策定した「経団連生物多様性宣言・行動指針」の趣旨に賛同し、企業が自主的かつ積極的に生物多様性保全活動の推進や取り組みを後押ししていくイニシアチブです。
持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)への加盟
パーム油を使用する企業として、環境や人権に配慮した持続可能なパーム油の生産と使用を推進することを目的とした国際的な非営利団体RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)のサプライチェーン認証を取得しています。