カネカ 高性能太陽電池パネルを㈱セブン – イレブン・ジャパンに提供 “再エネ100%”の店舗運営に関する実証実験に

株式会社カネカ IR・広報部
2019年9月26日
 

 株式会社カネカ(本社:東京都、社長:角倉 護)は、㈱セブン – イレブン・ジャパン様の再生エネルギー100%の店舗運営に関する実証実験に、当社の発電効率を大幅に高めた太陽光パネルを提供いたします。本実証実験は㈱セブン – イレブン・ジャパン様と神奈川県の「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」*1、またセブン&アイグループ様の「環境宣言」に基づく取り組みとして実施されます。

 本実証実験に使用する当社太陽電池は、ヘテロ接合技術*2を用いることで、良好な発電効率と温度特性*3を持ち、さらに両面受光構造*4により裏面での発電が可能で、高い発電量が得られます。本実証実験を通じて、㈱セブン – イレブン・ジャパン様と共にCO2排出量削減に貢献してまいります。

 当社は「カネカは世界を健康にする」という考えのもと、「環境・エネルギー」、「食糧」、「健康」の社会的な3つのクライシスに対し、ソリューションプロバイダーとしてグローバルに価値を提供しております。既にセブン&アイグループ様の環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』の取り組みの一環として100%植物由来であり、幅広い環境下で生分解性を有する「カネカ生分解性ポリマーPHBH®」を用いた各種製品の開発を進め、まず第一弾としてセブンカフェ用のストローが8月より高知県内のセブン‐イレブンにおいて試験的に導入されています。

 カネカは美しい環境を次世代に引き継いでゆくため、新素材、新技術の開発によって「環境・エネルギー」問題に貢献してまいります。

以 上

  1. SDGsの達成に向け、相互に連携して取り組むことにより神奈川県内各地域における、より一層の活性化に資することを目的に、セブン&アイ・ホールディングス様と神奈川県が締結した協定。
  2. 物性の異なる半導体材料を接合する技術。本実証実験に使用する太陽電池では、発電特性を低下させるシリコン基板表面の欠陥を、当社で開発した高品質のアモルファスシリコンを用いたヘテロ接合技術により抑制することで良好な発電効率と温度特性を実現させている。
  3. 太陽電池の温度変化に対する発電量の変動の程度を表す特性。最も普及が進む結晶系シリコン太陽電池の中ではヘテロ接合型が優れた温度特性を示すことが知られている。
  4. 太陽光パネルの両面で発電するもので、太陽光が直接照射される太陽光パネル表面だけでなく、パネル裏面に入る光も活用して発電し、発電量を増加させる。

 

 

 

 

 

 

 

         セブン-イレブン 実証実験店舗