カネカ壁面型太陽電池 気象庁虎ノ門庁舎(仮称)新築工事作業所の仮囲いに採用

―シースルー太陽電池、低反射カラー太陽電池を使用―

株式会社カネカ IR・広報部
2018/4/19

 株式会社カネカ(本社:東京都港区、社長:角倉 護)の壁面型太陽光発電システムが、大成建設 気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター新築工事の作業所(東京都港区虎ノ門)の仮囲いの壁面に採用されました。建築現場での省エネおよび再生可能エネルギーの活用推進に向けて、シースルー太陽電池170Wと低反射カラー太陽電池190Wの独立電源システム*1として導入されました。本製品は、ゼロエネルギービル(ZEB)向けに開発され、高意匠性や窓などの開口部での採光性を実現する太陽電池となります。現場終了まで設置される予定です。

シースルー太陽電池は半透明のガラス窓の様な意匠を備えつつ太陽光で発電し、作業現場の内外からの採光性と視認性が確保されます。低反射カラー太陽電池は太陽光の反射を抑えた特長を持ち、都市部での光反射問題にソリューションを提供する製品です。多色のカラーバリエーションも取り揃えており建築物のデザインに合せた配色*2が可能となります。

当社は、戸建て住宅向け太陽光発電システムに加えて、建築物壁面向けの独自製品の強化に取り組んでいます。ZEBの実現には、建築物の壁面への太陽電池製品の実装が必要であり、建築物デザイナーの意匠要求にも応える太陽電池製品が求められています。

今後は、公共建築物等での採用で実績を増やすとともに、独自の太陽電池製品と設計提案、工法提案を強化し、環境・エネルギー問題へのソリューションを提供していきます。

*1太陽電池が発電した電気をバッテリーに蓄え、必要に応じて使用するシステムを指します。
*2大成建設株式会社のコーポレートカラーをイメージした5色の太陽電池が採用されました。
(太陽電池仕様)
1枚あたりのシースルー太陽電池仕様:寸法1200mm×988mm×11mm、30kg、開口率10%、85W出力
1枚あたりの低反射カラー太陽電池仕様:寸法1000mm×300mm×69.5mm、5.5kg、17~21W出力

以 上

(仮囲い壁面に設置された写真
左側が低反射カラー太陽電池、右側がシースルー太陽電池)