発泡ポリスチレン樹脂の価格修正について

-2月12日出荷分より、キログラム当たり汎用品30円の値上げ-

株式会社カネカ 広報室
2013/01/18
株式会社カネカ(本社:大阪市北区。社長:菅原公一)は、原料高騰を受け発泡ポリスチレン樹脂(製品名 カネパール)の販売価格を修正します。具体的には、現行価格に対しキログラム当たり汎用品30円、特殊品35円の値上げとし、本年2月12日出荷分より実施いたします。

昨年11月20日出荷分より発泡ポリスチレン樹脂(製品名 カネパール)の価格修正を実施いたしましたが、その後も、主原料のスチレンモノマー(以下SM)価格が高騰を続けております。北米地域を中心に、ベンゼン含有量が少ない「シェールガス」の利用が増えた為、SMの主原料であるベンゼンの生産が減少し、価格が高騰を続けていることが背景となっています。加えて発泡ガスやその他の副原料、ユーティリティーコストも上昇し、カネパールの製品原価は予想を大幅に超える上昇となっております。また、今後は円安による国産ナフサ価格の上昇が予想され、更なる収益悪化要因となっております。

当社は、コスト圧縮など、事業収益の改善に努めてきましたが、原料価格の騰勢に対して、自助努力だけでは限界に達しており、事業存続のためには、需要家への価格転嫁も避けられない状態となりました。

 

以 上