カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet® ブルボン菓子製品に採用

— 紙パッケージのヒートシール層で初採用 —

株式会社カネカ IR・広報(Investors & Public Relations)部
2022年11月10日
 株式会社カネカ(本社:東京都港区、社長:田中 稔)のカネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®(以下、Green Planet)を使用したヒートシール紙が、株式会社ブルボン(本社:新潟県柏崎市、社長:吉田 康)の「4種のひとくちスイーツ」の紙パッケージに採用されました。11月15日より販売されます。
なお、今回使用されるヒートシール紙は、株式会社ブルボン、日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、社長:野沢 徹)と共同開発いたしました。

 Green Planetは、当社が開発した100%植物由来の生分解性バイオポリマーで、幅広い環境下で優れた生分解性を有し、土壌中に加え海水中でも容易に分解しCO2と水に戻ります。既にストローやカトラリー、コーヒーカプセル、ショッピングバックなど幅広く使用されており、世界各国から引き合いが増えています。今回開発された、Green Planetを主成分の一つとして使用した紙パッケージは、従来の石油由来プラスチックを用いたものに対して優れた生分解性を有し、菓子などの包装袋などへの採用により、海洋汚染低減に大きく貢献することが期待されます*。

 当社は「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks “Wellness First”.」という考えのもと、ソリューションプロバイダーとしてグローバルに価値を提供しています。今回新たに開発したGreen Planetを使用した紙パッケージをはじめ、Green Planet製品を広く世の中に普及させることで環境汚染問題の解決に貢献してまいります。

以 上

        
            4種のひとくちスイーツ              パッケージ断面図
* 国際基準ISOに準拠した下記試験を当社にて実施。
 崩壊性試験:30℃海水中、サンプル(ヒートシール紙)が2週間以内に2mm角篩を全て通過。
 生分解性試験:30℃海水中、サンプル(ヒートシール層)の生分解度が50日以内に80%以上。