カネカ「ポリイミドフィルム」第47回市村賞贈呈式で功績賞表彰

株式会社カネカ CSR推進部広報室
2015/04/30
株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:角倉 護)の「ラミネート法2層フレキシブル銅張積層板用材料の開発」に携わった技術開発者3名が、4月23日にホテルオークラにて開催された第47回市村賞贈呈式で公益財団法人新技術開発財団(所在地:東京都太田区、総裁:寬仁 親王殿下(2012年6月6日に薨去)、代表理事(会長):桜井 正光)より市村産業賞功績賞の表彰を受けました。

当社は、高耐熱性や高寸法安定性などの特徴を有する2層銅張積層板のベースフィルム(製品名:PIXEO BP)を、新規ポリイミドフィルムとして2003年より市場投入してきました。2層銅張積層板は、フレキシブルプリント基板へと加工され、電子機器の小型化、高密度化のために使用されます。PIXEO BPの採用により、当社の顧客は2層銅張積層板を熱ラミネート法(加熱により樹脂を軟化・溶解させ基材に貼り合せる方法)で効率よく生産することが可能となり、スマートフォンやタブレット端末の急激な普及に貢献しています。この新規ポリイミドフィルムにおける画期的な新技術の開発と企業化の実績が高く評価され、今回の受賞となりました。

市村賞は、現在国内にある技術賞の中でも極めて上位に位置付けられた賞です。同賞には、本賞・功績賞・貢献賞があり、科学技術の進歩、産業の発展、文化の向上、その他国民の福祉・安全に関し、科学技術上貢献し、優秀な国産技術の開発に功績のあった技術開発者に対して行われます。

以 上


受賞者3名:左より古谷 浩行、永野 広作、辻 宏之