足をまもる靴下「まもっくす」2014年7月より本格販売開始

株式会社カネカ 広報室
2014/07/14
株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:角倉 護)の100%出資の子会社である株式会社カネカメディックス(本社:大阪市、社長:古吉 重雄)は、三岡繊維株式会社(本社:奈良県香芝市、社長: 三岡 和子)と専門知識を持ったフットケアに取り組む義肢装具士と共同で足を守る靴下「まもっくす」を開発し、本年7月より本格販売を開始しました。

本製品は、痛みを感じにくく、小さな傷でも大きな潰瘍になってしまう糖尿病に起因する足病変を持ち、フットケアの必要のある方のために開発しました。下記の特徴により一般の方にも快適にご使用していただける製品です。
・縫い目が目立たない編み方なので内側の凹凸による刺激がなく、爪の引っ掛かり、靴擦れなど皮膚に負担を掛けません。
・通常の靴下と違い、全体にゴムを使用せず履き口をフレア形状にすることで、かゆみ・皮膚刺激の原因となる締め付けが少ないため、足のむくみでお悩みの方にも喜ばれています。
・内側に採用している繊維は純銀の糸ミューファンⓇを使用しており、抗菌・防臭・帯電防止効果があります。

当社およびカネカメディックスは、1992年より下肢動脈硬化症*1治療に特化した医療機器や診断機器群を開発し、事業を展開しています。2010年には、糖尿病患者様向けの治療用装具会社株式会社フットサポートジャパンも設立し、下肢治療の分野に大きく関わっています。このような経緯から、カネカメディックスは「自分の足は、自分で守る」を合言葉に設立された一般社団法人Act Against Amputation*2(以下、AAA)の下肢救済啓発活動プロジェクトの趣旨に賛同し、サポートメンバーとして参画しています。また、今後はAAAプロジェクトに賛同する日本最大の患者団体である一般社団法人全国腎臓病協議会と共同で、フットケアの重要性、自分の足は、自分で守る、啓発活動を推進してまいります。

世界糖尿病連合(IDF)によれば、2013年現在、世界で3億82百万人の糖尿病有病者数となっており、年々増加傾向にあります。発病後の合併症は発生する部位によっては非常に生命のリスクが高く、糖尿病患者の15~25%が足潰瘍を経験し、適切な治療がなければ糖尿病性足潰瘍の14~20%が切断に至ると言われています(米国)。

当社は治療だけでなく、患者様あるいはその家族や健康な方にも糖尿病予防の重要性を理解してもらうべく、啓発活動に力を入れるとともに、新たな製品開発に取り組み続けます。

*1 主に足(下肢)の血管に動脈硬化が起こり、狭くなるか詰まるかして、足を流れる血液が不足し、それによって痛みを伴う歩行障害が起きる血管病です。重症の患者は、足を切断しなければならない場合もあります。
*2 足病変治療に関わる医師を中心とするメンバーが集まり、本年2月10日(フットケアの日)に発足した一般社団法人。一生、じぶんの足で歩き続けることの重要性を啓発し、足切断患者の減少に寄与することを目的とする。対象者は、足病変治療・指導に携わる医師・看護師だけでなく、足に関係するすべての診療科の医療従事者、そして足に悩みを持つ患者様とその家族。

「まもっくす」の購入にあたっては、下記の3つの方法があります。
・株式会社フットサポートジャパン
・一般社団法人全国腎臓病協議会(会員の方に限ります)
・yahooショッピングや楽天市場のウェブショッピング(「まもっくす」で検索ください)

<三岡繊維株式会社の概要>
 代表者  : 代表取締役社長 三岡 和子
 資本金  : 4,000万円
 所在地  : 〒639-0251 奈良県香芝市逢坂四丁目323番地
 事業内容 : 靴下、インナーウェア、丸編生地、果実袋の企画・製造

<株式会社フットサポートジャパンの概要>
 出資比率 : 株式会社カネカメディックス 83% 日本フットケアサービス株式会社 17%
 代表者  : 代表取締役社長 古吉 重雄
 資本金  : 3,000万円
 所在地  : 東京都品川区東品川2-5-8
 事業内容 : フットウェア製品および関連製品の開発、製造並びに販売

以 上


まもっくす:3つのサイズをご用意しています。