令和4年(2022年)新年社長あいさつ(要約)

株式会社カネカ IR・広報部
2022年1月5日
 新年あけましておめでとうございます。
 今、これまで以上のSpeed、Scaleで社会システムのパラダイムがシフトしており、私たちカネカ自らが変わり、この変化を先取りしタイムリーに対応していくことが何より重要です。この劇的な社会の変化は、私たちにとって大きな飛躍のチャンスであり、カネカの「化ける」力の本領を発揮する時代の到来です。カネカの変革の実現に向かって、思い切ってアクセルを踏むことを決意しました。
 
 昨年11月英国で開催されたCOP26で、気温上昇を1.5℃に抑えるという目標が正式に合意され、カーボンニュートラルに向けた動きがさらに加速します。私たちは、TCFD提言への賛同に際し取り組む項目とした「温室効果ガス(GHG)排出削減」、「循環型社会への貢献」、そして「食糧資源の増産」について、具体的な目標を設定し、その実現に向け取り組みを着実に前進させます。これらの課題解決を通じて、サステナブルな社会の実現に貢献し、世界を健康にする健康経営を推し進めてまいります。
 
 創立60周年の際に策定した「KANEKA UNITED 宣言」(「変革」と「成長」を実現するカネカの絆」)を振り返ってみました。「もっと、驚く、みらいへ」、カネカの目指す企業像を統合するコンセプトです。お客様はもちろん、社員の皆さんが思い描いた未来、感動を与えることのできる未来を共に創り出していく「先見的価値共創グループ(Dreamology Company)」、これが私たちの目指す企業像です。そして、「未来をつなぐ」「世界をつなぐ」「価値をつなぐ」「革新をつなぐ」「人をつなぐ」の5つの「つなぐ」、「絆」を大切にすることにしました。いずれの「つなぐ」も、今こそ改めて大切にしたい考え方そのものです。
 
 新しい年の干支は「壬寅(みずのえとら)」、「厳しい冬を越えて、芽吹き始め、そして新しい成長の礎となる」年と言われています。コロナ禍を越え、私たちカネカがさらなる成長を遂げることを実感できる輝く飛躍の年になることを予感します。
 新年にあたって、希望を持ち勇気を奮って、今年も襲ってくるであろう幾多の難局を乗り越え、未来への明るい道を切り開いて行くことを決意いたします。全世界のカネカグループ仲間の皆さん、共にスクラムを組んで新しいカネカの未来にチャレンジしよう。Good Company を目指して!
 
                                               2022年1月4日
                                               株式会社カネカ
                                               代表取締役社長  田中 稔