細胞分離
- 骨髄間葉系幹細胞分離デバイス
- デバイスのフィルターカラム
骨髄に存在する間葉系幹細胞は有用な幹細胞と考えられています。しかしながら、骨髄液には多くの夾雑物が含まれており、従来、幹細胞の分離はとても手間がかかる作業でした。そこで、カネカは骨髄液から間葉系幹細胞を閉鎖系で簡便に分離できる「骨髄間葉系幹細胞分離デバイス」を開発しました。現在、理化学機器として販売中です。
再生・細胞医療のプロセスは、多くのステップから構成されています。
カネカは、この一連のプロセスで便利に使えるデバイス・装置を開発し販売しています。
骨髄に存在する間葉系幹細胞は有用な幹細胞と考えられています。しかしながら、骨髄液には多くの夾雑物が含まれており、従来、幹細胞の分離はとても手間がかかる作業でした。そこで、カネカは骨髄液から間葉系幹細胞を閉鎖系で簡便に分離できる「骨髄間葉系幹細胞分離デバイス」を開発しました。現在、理化学機器として販売中です。
細胞培養は、再生・細胞医療のプロセスの中でも、最も手間がかかるステップです。そこで、カネカは細胞培養を自動かつ閉鎖系で行うことができる「閉鎖型自動細胞培養装置」を開発しました。骨髄間葉系細胞分離デバイスと組み合わせると、骨髄液からの間葉系幹細胞の分離とその後の培養を全て閉鎖系で行うことができます。現在、理化学機器として販売中です。
大量に培養した細胞を濃縮洗浄するのはとても手間がかかる作業です。そこで、カネカは、細胞の濃縮洗浄を閉鎖系で行うことができる「細胞濃縮洗浄システム」を開発しました。
また、脂肪に存在する間葉系幹細胞も有用な幹細胞と考えられており、このシステムのオプション品として、脂肪から間葉系幹細胞を酵素処理で分離するための「脂肪処理アクセサリー」を開発しています。脂肪処理アクセサリーと細胞濃縮洗浄システムを組み合わせると、脂肪からの間葉系幹細胞の分離と回収をすべて閉鎖系で行うことができます。現在、理化学機器として販売中です。
細胞や組織を輸送する際、温度が不安定だと、細胞の生存率低下や状態悪化を引き起こしてしまうため、温度の安定化が重要です。カネカは、所望の温度帯での保冷・保温効果を持つ潜熱蓄熱材と断熱材を組みわせた「定温輸送パッケージ」を開発、販売しています。この定温輸送パッケージは、細胞や組織の輸送用途など幅広く活用できます。