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素材の豊かさを引き出し、
生活と環境の進化を支える

私たちの生活になくてはならない存在となったプラスチック製品。
カネカは、その素材となる塩化ビニル樹脂の一貫生産、
さらには、環境保全に寄与するバイオポリマーの開発などに取り組んでいます。
また、耐熱性や耐候性・難燃性など、さまざまな機能を持った樹脂素材も積極的に展開。
建築・工業・自動車・家電・情報機器など幅広い分野において、素材の力で答えを出します。

社会のネガイ

カネカのカナエ方

社会課題

サステナビリティの観点から
CO2削減や燃費(電費)向上が課題。

100年に一度と言われる変革期を迎え、CASE(Connected / Autonomous / Shared & Services / Electric)をキーワードに進化を加速させる自動車業界。環境、社会、経済に配慮したサステナブルモビリティを目指してガソリン車からEVへのシフトが進むなか、CO2削減や燃費(電費)向上を実現するための技術革新が求められており、軽量化や省力化が重要なテーマに挙げられています。

Kaneka’s
Solution

多彩な機能を備えた樹脂素材により
サステナブルモビリティに貢献。

ここがカネカ!

自動車の内装演出に貢献。

カネカの架橋PVCは、自動車内装部品やフィルム、電線などの艶消し用に開発された特殊PVCです。艶の消えた高級な風合いを出すとともに、表面のザラツキ性を出すことも可能で、自動車の内装演出に役立っています。また、さまざまな加工法で成形ができ、広い加工条件で表面特性のコントロールが可能な点も魅力です。

部品の樹脂化・薄肉化を実現。

流動性や、低線膨張性、高剛性、難燃性などの強みを持つ射出成形用エンジニアリング樹脂「ハイパーライト®」は、車両部品の樹脂化や樹脂製部品の薄肉化を実現。自動車の軽量化、複雑形状の実現や部品点数削減・工程削減などに貢献しています。

Next
Solution

変化の中で求められる新たな素材を提供!

時代の変化は激しく、自動車では低燃費、軽量化、自動運転など、ここ数年で素材・IoT で目を見張る技術革新が進んでいます。そのような変化の中では、必ず優れた素材が必要になります。カネカはこれらを大きな成長機会と捉え、顧客やその先を見極めながら新たな素材を提供することにより、さまざまな課題を解決していきます。

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社会のネガイ

カネカのカナエ方

社会課題

建物の整備が求められる一方で、
設備の老朽化が社会問題化。

建物の整備が求められる一方で、設備の老朽化が社会問題化。世界の人口は増加の一途をたどっており、新興国では都市化が加速度的に進んでいます。それに伴い、都市の利便性や快適性を高めるための建物の整備が求められています。一方で、建物設備の老朽化が社会問題化しています。今後は長期的な視点に立った、都市の利便性・快適性の追求が重要といえます。

Kaneka’s
Solution

長期の耐候性に優れた建材向け素材で
建物設備の長寿命化に貢献。

ここがカネカ!

構造物の長寿命化に貢献。

インフラ設備や高層ビルといった構造物の長寿命化に、塗料や接着剤向けの高機能素材の提供で貢献しています。変成シリコーンポリマー「カネカMSポリマー®」「サイリル®」は、耐久性、耐熱・耐寒性があることから、振動や温度変化に強い弾性接着剤に用いられ、長寿命化や施工性の高さで貢献しています。塗料やコーティング材のベースポリマーとして用いられるアクリルシリコン系ポリマー「ゼムラック®」は、長期の耐久性、表面硬度、光沢性に卓越した特性を持ち、外装建材等の分野で活躍しています。

日本初の技術で長期耐候性を実現。

カネカの「サンデュレン®」は、柔軟性に乏しいPMMA系樹脂をカネカ独自の樹脂設計と加工技術のシナジーにより、日本で初めてフィルム化したアクリル系樹脂フィルム。長期耐候性・透明性・真空成形加工性があることから、建材や高輝度反射材などに用いられています。

Next
Solution

長寿命が可能な建物の整備を支えていく!

都市化の進む新興国はもとより世界において今後、建物を整備する上で長寿命化は欠かせない視点となります。また、施工性の高さは今後増加していく補修・改修工事を支える重要なポイントとなります。すでに提供している製品に加え、さらに高い付加価値を備えた素材の創出によって、長寿命が可能な建物の整備を支えていきます。

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社会のネガイ

カネカのカナエ方

社会課題

深刻化する
海洋プラスチック汚染問題。

今や私たちの生活のあらゆるシーンで利用されているプラスチック。さまざまな製品や包装、梱包など用途が広がる一方で、その多くが使い捨てであることから、適した処理がされないまま河川、そして海へと流れてしまうプラスチックごみが大きな社会課題となっています。プラスチックごみはやがて5mm以下のマイクロプラスチックとなり、数百年にわたって海に浮遊・堆積すると考えられています。海洋生態系にも影響を及ぼすこの問題をこのままにはできないと、世界で警鐘が鳴らされています。

Kaneka’s
Solution

海水中で自然分解され、自然に還っていく
カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®

ここがカネカ!

微生物により生産、分解。

Green Planet®は、カネカが開発したPHBH(3-ヒドロキシブチレート-co-3-ヒドロキシヘキサノエート重合体)のブランド名です。このPHBHは、微生物発酵プロセスによって生産されるポリマーで、自然界に存在する多くの微生物により生分解され、最終的には二酸化炭素と水に戻ります。それも、土中だけでなく、これまで難しかった海水中での生分解を実現。このように生産も分解も、微生物の力を借りています。

ここで活躍

ストロー・レジ袋・カトラリー・食品容器包装材などの
原料としての用途が広がっています。

東急ホテルズ&リゾーツ株式会社様

ホテルの客室及びアメニティバーに歯ブラシ、ヘアブラシを導入。

株式会社セブン-イレブン・ジャパン様

セブンカフェのストローを共同開発。

将来ビジョン

海洋汚染問題解決の糸口として
さらに用途が飛躍的に広がっていく。

Green Planet®は上に挙げた以外にも、JALの機内販売用ショッピングバッグや空港のショッピングバッグ、お菓子のパッケージ、さらにはJAL羽田空港ダイヤモンド・プレミアラウンジで提供されるおにぎりの包材にも採用されています。海洋汚染問題解決の糸口として注目されるGreen Planet®。今後、国内はもとより海外においても、さまざまな分野にその用途を広げることにより、海を、世界を健康にしていきます。

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Solution

未来を担う子どもたちへの教育も!

2023年、カネカは株式会社ARROWSと共同で、Green Planet®を題材とした、独自の環境教育プログラムを制作。小学5、6年生を対象に、全国の小学校への提供を始めました。環境問題の解決に貢献する製品の提供だけでなく、子どもたちへの教育という観点からもアプローチ。未来を見据えた取り組みを進めています。

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