「命を守る製品」の
海外新規市場創出に挑む。
- Y.O.
- 2023年入社
Performance Fibers Solutions Vehicle- 所属部署および掲載内容は取材当時のものです
キャリアパス
- アパレルメーカー
- 営業・生産管理
- カネカ入社
- Performance Fibers Solutions Vehicle
- 営業
- 部署名は所属当時のものです
仕事内容
インド政府も巻き込んで
難燃繊維の市場を開拓。
海外営業担当として、特にインドにおける難燃繊維の新規市場創出に取り組んでいます。難燃繊維は、出火リスクのある現場で着用する作業服向けが主な用途となります。現在インドでは国策「Make in India」のもとで製造業の促進に取り組んでいるため、そのなかで安全な作業服も必要になっていくと見て、営業活動に取り組んでいます。
まずは、「危険な作業を行う際には難燃繊維製の作業服を着用する」という制度を作ってもらうところからスタート。インドの繊維産業省や機能性繊維の業界団体などに働きかけるなど、インド政府を巻き込んだロビー活動を展開して制度発足につなげました。それと同時に、お客さま側の意識変革も必要になると考え、インドで開かれる労働安全用品の展示会に参画し、プレゼンテーションで安全面の重要性を訴求するなど、啓もう活動も進めています。

入社動機
世界トップクラスだからこそ
創っていける市場の未来がある。
前職ではアパレル業界の営業企画を担当しており、海外駐在員も経験しました。私が応募したカネカの採用枠は、「難燃繊維の海外営業チーム」と業務テーマがはっきりわかっていたため、自分の携わる製品が人々の生活にどのように役立つかがはっきりとわかり、かつダイナミックなビジネスができると考え、志望しました。難燃繊維ではカネカは世界トップクラスであり、そのポジションだからこそ市場の未来を創っていくことができるという思いもありました。
また、面接では「入社したら、こういうことにチャレンジしたい」というアピールを評価されたので、個人の主体性を大事にする風土があるように感じました。実際に仕事をしてみて、主体的なチャレンジを尊重してもらえていると実感します。インドの繊維産業省相手のプレゼンテーションや展示会出展についても、「前例がないからだめ」と言われることはなく、やりたいように仕事ができていると思います。

チャレンジしていること
現地スタッフと二人三脚で
ハイポテンシャル市場の攻略に挑戦。
私にとっては現在の業務テーマである、インドにおける市場創出そのものがチャレンジです。世界で最も人口が多く、グローバルサウスのリーダー的存在であるインドは、これからさまざまなことを仕掛ける余地があるハイポテンシャル市場。やりがいは十分です。現状、インドでは難燃繊維を使った作業服を欧米に輸出しているケースがほとんどですが、それを国内消費するような仕組みづくりを目指して、欧米のカネカ駐在員とも連携しながらグローバルな視点でサプライチェーンの再構築に挑んでいます。
もう一つ、インド現地スタッフとの連携強化にも力を入れています。ともすればインド国内だけに目を向けてしまいがちになるのを、さらに視座を高め、世界全体のグローバルサプライチェーンの観点からインド市場の戦略を考えるべく、常日頃から対話を行っています。非常に優秀なスタッフで、海外ならではのスピード感と行動力にいつも驚かされます。またインド出張中は現地のビジネス習慣について教わっています。

私のネガイ
新興国の安全性を高め、
経済発展に貢献する。
新興国の安全性を高め、経済発展に貢献したいと思っています。ただ売れればいいという考えで仕事はしていません。難燃繊維でできた安全な作業服を着用してイキイキと仕事をする人々が、その国の発展を引っ張っていく。そのとき、そこにカネカの難燃繊維が使われているといいなと思います。インドでは、病院や学校、シアターなど、人が集まる場所で火事による不幸な事故が起こっています。また、出張中にクルマの車窓から見ていると、上半身裸で仕事をしている人もいます。服の安全性を高めることで、発展の代償となってしまっている事故の犠牲者を減らせると信じ、「命を守る製品」を扱っている自負と使命感を胸に、これからも仕事に邁進していきます。
一日のスケジュール
- 08 : 30
- 通勤、新聞と今日のスケジュールをチェック
- 09 : 00
- 出社、米国駐在員と定例ミーティング
- 10 : 00
- メールチェック
- 11 : 00
- お客さまからの問い合わせについて技術チームに確認して返答
- 12 : 00
- 昼休憩/同僚とおしゃべり
- 13 : 00
- インドの現地スタッフとミーティング/出張時の予定についてすり合わせ
- 14 : 00
- 出張手配/アポイントの取得、スケジュールの調整、提案資料の作成、関係者への連絡
- 15 : 00
- メールチェック
- 16 : 00
- 社内会議資料の作成
- 17 : 00
- 欧州の駐在員と電話/納品スケジュールや取引先さま対応について相談
- 17 : 30
- 欧州の取引先さまとメール
- 18 : 00
- 翌日の予定を確認して退勤