未来の世界に必要なモノづくりに
DXやAIの技術を用いて貢献。

  • キャリア採用
  • 電気・電子系専攻
  • 事業横断/全社スタッフ
  • 生産技術研究
  • 幹部職
  • 大阪工場
T.T.
2018年入社
成形プロセス開発研究所
  • 所属部署および掲載内容は取材当時のものです

キャリアパス

製造系システムインテグレーター
アプリケーションエンジニア、組み込み系エンジニア、新規事業開発
カネカ入社
プロセス開発研究所
生産技術研究
成形プロセス開発研究所
DX技術開発 チームリーダー(幹部)
  • 部署名は所属当時のものです

仕事内容

AIを使って、
樹脂加工におけるDXを推進。

生産効率化と競争力向上を実現すべく、樹脂加工におけるDXを推進しています。現在主に取り組んでいるのは、生分解性バイオポリマー Green Planet®の成形工程。Green Planet®は従来品と比べて加工条件の範囲、いわゆるプロセスウィンドウが狭く成形の難易度が高いため、AIを用いて、製造品質の予測、最適な製造条件を推算するシステムを開発しています。
ただし実際の現場では、取集したデータからAIシステムを作ったからといって、すぐに効果が出るような簡単な問題はほとんどありません。ノイズとなるデータを排除し、真に重要なデータを見極める必要があります。そこには、システムを開発する側の人間による考察が大いに求められるところです。そのため、複雑な業務フローや化学反応の現象論などを深く理解するよう努めながら、量産機での適用を目指して検証を進めています。

やりがい

化学の知見とデジタル技術。
両者を融合して謎を解明する。

カネカでは、最先端のAIやITといったデジタル技術を使いこなしているとは言い難いものの、だからこそ、その分まだまだ改善できる余地があると感じています。化学研究者が何十年かけてもわからなかったことが、研究者の知見とデジタル技術をうまく融合させることで、一気に解明できるという可能性があります。私はカネカに入社する前はシステムインテグレーター会社でソフトウェアを開発していたので、その強みを生かして異業種・異文化・異技術を組み合わせ、思いもよらない価値を生み出すことに、やりがいを感じています。
化学の分野は、みなさんがよく目にする製品でも分子スケールまで近づくと、その現象や理論が完全に解明されていないことも多く、過去と完全に同じものは作れない「再現性のない」世界と言えます。一方で自身の専門であるデジタルの世界は、紐解くとすべては「0」と「1」で構成されているため、プログラムで作るものは原理上、再現性が100%となります。再現性を持たない化学の領域を、デジタルで明らかにしていく仕事は非常におもしろいです。

カネカの魅力

やりたいことができる
想像以上に自由な社風。

メーカーというところはもっとカタいという印象を持っていましたが、カネカは想像以上に自由な社風で、それが新鮮な驚きでした。もちろん費用対効果や実現性の検討は求められますが、社員の提案を積極的に採用しようとする風土があります。たとえば、DX構想の立案や各種課題に対する解決方法については、自身でアイデアを出し、実際にそれをやらせてもらえます。また、企業や大学などと自身でコネクションを作り、研究テーマを立ち上げて共同研究することも可能です。こうして自身で自分の仕事をコントロールできるようになると、仕事はとてもおもしろくなります。
また一方で、コア事業や先端事業、大型新規事業など、「これは」という事業には積極的に投資します。それだけチャレンジングな仕事に取り組める環境があるということなので、この点もカネカの魅力と言えるでしょう。

私のネガイ

自分の子どもたち世代のために
残したい地球の姿に向けて。

自分の子どもたちの世代に残すための事業や取り組みに貢献したいと願っています。目指すべきは、今の子どもたちがおとなになったときに「こうであってほしい」と願う地球の姿。その点、カネカはSDGsに直接的に貢献できる事業を手がけています。私が携わっているGreen Planet®も、現行プラスチックと置き換わることで、マイクロプラスチック問題解決に貢献することが可能です。モノづくりには、世の中を便利するモノづくりと、未来の世界に必要不可欠なモノづくりがあると思いますが、私は私のネガイのために後者に関わっていきたいと考えています。そうした人々の営みに欠かせないモノづくりに、私の強みであるDXやAIの技術を用いて貢献することができれば、誇らしいことだと思います。

一日のスケジュール

09 : 00
出社、メールチェック
10 : 00
ミーティングに向けた資料作成など
12 : 00
工場内の食堂で喫食
13 : 00
ミーティング/社外メーカーと測定技術相談
15 : 00
プログラムを使ったデータ解析
17 : 40
内勤作業終了