革新的な医療用デバイスで
患者さまの命を救いたい。
- S.S.
- 2014年入社
Medical Solutions Vehicle- 所属部署および掲載内容は取材当時のものです
キャリアパス
- 医療機器メーカー
- 基礎/応用研究
- カネカ入社
- 医療器事業部
- 基礎/応用研究
- Kaneka America Holdings, Inc. 出向
- Medical Solutions Vehicle
- 基礎/応用研究
- 部署名は所属当時のものです
仕事内容
脳血管疾病向けの
医療用デバイスを研究開発。
脳血管疾病向けの医療用デバイスの研究開発を行っています。現在手がけているのは、脳動脈瘤の治療に用いる塞栓コイル「i-EDコイル™」の製品展開を拡張するための開発。既存のコイルでは治療できなかった病気を治せるような、革新的なデバイスを目指しています。具体的な業務としては、プラスチック材料や金属材料に関する要素技術開発はもとより、デバイスの設計、製品の加工や評価に関連する機器の製作などを行っています。
ユーザーとなるドクターからいただく抽象的かつハイレベルのご要望に対して、デバイス開発のプロとして的確に応え、具現化して製品に落とし込むのは至難の業です。しかし、まだ知らない技術を探求しながら、製品開発に向けてコツコツと取り組みを積み重ねていくことを、日々楽しむように心がけています。

印象的なエピソード
アメリカの拠点で
事業部の立ち上げに参画。
2019年から約4年にわたって、アメリカ・カリフォルニア州にあるKaneka US Innovation Center(KIC)に駐在しました。KICは当時、医療器の販売プロモーション機能と、さらには開発機能も視野に入れて事業展開を図ろうとしており、私は着任早々、ラボの立ち上げを担当しました。つたない英語を駆使し、テーブル一つ買うのにも苦労したことを覚えています。
その後、医療器デバイスの開発機能を立ち上げるプロジェクトに参画することになり、アメリカ現地のドクターのニーズを把握することに始まり、仕入先メーカーの選定や交渉、製品の実験、薬事申請の準備、プロジェクト全体の管理に至るまで、一連の業務を経験することができました。文化の違いもあってか思う通りに仕事が進まないこともありましたが、毎週メーカーを訪問して具体的な進め方について協議していくうちに、思う通りの製品ができあがったことが印象的でした。

やりがい
知らなかった技術や知識を
ワクワクしながら習得していく。
医療器の開発においては自分の知らない技術や知識がたくさんあり、それらを習得することで自身のレベルアップを日々実感しながら、ワクワクする心持ちで仕事ができています。また、思いついたことをすぐに実践できる職場環境なので、いろいろと試行錯誤しながら新しい技術が生まれていく過程を楽しんでいます。私の提案に対して、まずは「やってみなさい」と挑戦させてもらえるので、そこで得た成功体験も失敗体験も成長の糧になると考えています。
医療器の開発は、人の命につながる仕事です。自分が開発に携わった製品が、それまで治療できなかった患者さまの命を救うことにつながると思うと、言葉にできないやりがいを感じます。

私のネガイ
優れた医療器を普及させ、
医療のレベルを上げていきたい。
処置が困難とされる疾病を少なくし、多くの患者さまの命を助けるための医療用デバイスを世の中に普及させていきたいと考えています。これまで私が開発に携わったデバイスについて、ドクターから「これがあれば、これまで助からなかった人の命を救うことができる」と評価いただいたことがあったのですが、そのときは本当に心からやりがいを感じ、仕事への意欲も高まりました。医療器の向上があってこそ医療のレベルも上がると信じ、医療器開発に携わっている限り、治療が難しい患者さまに革新的なデバイスを届け続けたいと思います。
一日のスケジュール
- 09 : 30
- 出社、メールチェック
- 10 : 00
- ミーティング/開発部門と製品設計に関する打ち合わせ
- 12 : 00
- 昼休憩
- 13 : 00
- 製品開発に関する実験や評価
- 15 : 00
- ミーティング/チーム内で製品開発の進め方に関して協議
- 16 : 00
- 製品開発に関する実験や評価
- 17 : 00
- 海外取引先と商談
- 18 : 30
- 帰宅