製造現場のこれからを担う
後進を育てていきたい。

  • 新卒採用(高校)
  • その他理系専攻
  • Material Solutions Unit
  • 製造オペレーター
  • グローバル
  • 幹部職
  • 高砂工業所
S.K.
1990年入社
高砂工業所 合成樹脂製造部
  • 所属部署および掲載内容は取材当時のものです

キャリアパス

高砂工業所 特殊樹脂製造部
製造オペレーター
高砂工業所 特殊樹脂製造部
製造オペレーター 班長
高砂工業所 特殊樹脂製造部
製造オペレーター 職長
Kaneka (Malaysia) Sdn. Bhd. 出向
高砂工業所 特殊樹脂製造部
製造オペレーター 係長
高砂工業所 特殊樹脂製造部
製造技術
高砂工業所 合成樹脂製造部
製造オペレーター 課長(幹部)
  • 部署名は所属当時のものです

仕事内容

教育チームを立ち上げ、
オペレーターの育成に注力。

塩化ビニル樹脂の製造課長を務めています。日々、生産計画通りに良品を作るなかで、チーム目標を達成するとともに、人材を育成するのが私に課せられたミッションです。チーム目標は、生産計画に遅れが出ないよう進捗管理を行い、電力コストや設備の修繕費、人件費、原料調達費などを予算内に収めることで達成します。人材育成については、カネカの「人は仕事で成長し、会社は人で成長する」という考えに基づき、OJTとOFF-JTの両方を計画・実施しています。
なかでも私が注力しているのは、実務ベースの教育活動です。かねてより製造オペレーション業務の教育をさらに充実させる必要性を感じていたことから、数年前に自ら企画して社内提案し、教育チームを立ち上げました。60歳を超えたベテランの製造オペレーターを指導員とする教育チームを結成し、若手のスキルアップを推進。製造現場の技術継承につなげています。

やりがい

自分の提案がかたちになり
目に見える成果が出ること。

自分の提案したものがかたちになるところに、やりがいを感じます。設備の改善や新しい設備の導入、生産能力アップを目指した製造条件の変更などの提案が実現し、それによって品質向上や効率化、コストダウンといった目に見える成果が出ると、次へのモチベーションにつながります。
また、製造現場は良くも悪くも日々変化するので、その変化を感じることも仕事の楽しみの一つです。若い頃は、「何かしら変化を見つけて帰ろう」という気持ちで現場点検に出かけ、設備を見て回りながら、音を聞いたり、手で触れて温度を確認したりしていました。こうして五感を使って変化を探知する「製造の感性」を養うのも、製造オペレーション業務の醍醐味だと思います。

印象的なエピソード

自信と成長につながった
マレーシアへの長期出張。

会社生活における一番の出来事は、カネカマレーシアでの一年間にわたる長期出張勤務です。生産量に課題を抱えていた現地プラントの安定稼働を主目的とした特命出張でした。実は約20年前の若手時代にも一度、カネカマレーシアに出張したことがあり、そのときに指導した現地オペレーターが製造課長として活躍しているなど、懐かしい再会もありました。
海外に身を置き生活環境が変わるなか、ミッションを達成しないといけないというプレッシャーを感じながら、設備改善や製造条件変更、運転方法の見直し、さらにはオペレーターの教育まで、一年間精一杯取り組みました。一方で、休日には現地スタッフとスポーツで汗を流すなど、楽しみながら生活することができました。こうした一年間の経験が自信になり、良い成長の機会だったと感じています。

私のネガイ

カネカの良きモノづくりを
後進に引き継いでいく。

カネカでは、製造現場の改善業務にオペレーターも携わることができます。このことはオペレーターを成長させるとともに、意欲のある人にとっては実にやりがいのある環境であると言えます。製造オペレーターをOJTで教育することで全員が改善業務を担い、チーム目標の達成に貢献しているのは、カネカの大きな強みです。労働人口の減少が懸念される昨今ですが、「人材育成こそ製造現場の最大のミッション」という意識で教育に取り組み、カネカの良きモノづくりを後進にしっかり引き継いでいくことが、私のネガイです。そのための仕組みづくりと教育の実践に、これからも注力していきたいと考えています。

一日のスケジュール

08 : 30
出社、メールチェック、朝礼
09 : 00
職場メンバーとの個別面談(1on1)
12 : 00
昼休憩
13 : 00
職場メンバーの教育
15 : 00
3拠点WEB会議(高砂工業所、鹿島工場、カネカマレーシア)
16 : 00
エンジニアリング部門とセンシング技術の活用について打ち合わせ
17 : 00
現場パトロール
17 : 10
業務終了