グローバル視点で挑む
新規造粒プロセス開発。

  • 新卒採用(技術系)
  • 化学工学系専攻
  • Material Solutions Unit
  • 製造技術
  • グローバル
  • 高砂工業所
R.A.
2006年入社
高砂工業所 特殊樹脂製造部
  • 所属部署および掲載内容は取材当時のものです

キャリアパス

高砂工業所 特殊樹脂製造部
製造技術
海外トレーニー
高砂工業所 特殊樹脂製造部
製造技術
Kaneka North America LLC 出向
高砂工業所 特殊樹脂製造部
製造技術
  • 部署名は所属当時のものです

仕事内容

グローバルプロジェクトを
ダイナミックに推進。

私の現在の主な仕事は、新規造粒プロセスの開発です。プラスチック向け添加剤を作る際、液体から粉体にする造粒を行いますが、老朽化した製造装置の造粒プロセスを刷新する検討を行っています。本来の製造技術の業務とは少し異なる研究開発寄りの仕事ですが、特命の新規造粒プロセス開発チームを立ち上げ、そのチームのリーダーとして様々な部署と協働しながら取り組みを進めています。これから国内でパイロットプラントを作り、実験、検証してうまくいけば、アメリカ、ベルギー、マレーシアといった海外の製造拠点にも展開していく予定です。
また、各拠点との連携を強化するため、国内外で製造拠点会議を開催する他、現地へ出向き、現地社員と共に課題を解決するための様々な支援を行っています。
製造技術という仕事は学生のみなさんには少し分かりにくいかもしれませんが、今、私が携わっている仕事について言えば、ラボでの実験もすれば現場の実機にも触り、若手からベテラン社員まで、さらには海外拠点も含め色々な人と関わりながら、グローバル視点で業務を行うダイナミックな仕事です。

印象的なエピソード

ベルギー、そしてアメリカ。
海外経験があって、今がある。

入社4年目のとき、海外トレーニー制度の1期生として、自ら手を挙げてカネカベルギーに赴任しました。現地の工場では、日本と同じ製法で生産を行っていますが、設備の運用においては日本では考えられない方法をとっており、その合理的な考え方に衝撃を受けたことを今でもはっきり覚えています。ぜひこの技術を逆輸入したいと思い、帰国後、上司や同僚を説得して数年がかりで運用開始までこぎつけました。それが今では、日本でも当たり前の運用方法となっています。当初は日本の技術を教えようと現地へ赴いた私でしたが、逆に教わって帰ってきた経験でした。
2013年からは8年間にわたり、製造部門の担当としてカネカノースアメリカに駐在し、30代のほとんどを北米で過ごしました。赴任当初は現地社員とのコミュニケーションの取り方が分からず苦労しましたが、徐々に工場内に人脈ができ、やがて工場全体にわたる改善点を提案・実施するようになりました。印象に残っているのは、ある製品のレシピ刷新プロジェクトです。現地の研究部門や営業部門と密に連携してレシピを刷新することにより、製造面・収益面の両方における課題解決につながり、新たな開発品は現在カネカノースアメリカの主力製品の一つになっています。「ONE TEAM」を強く感じた取り組みでした。
またアメリカ駐在時には、10億円を超える大型の設備投資プロジェクトにも携わりました。日本からサポートしてもらいながら、無事故無災害で安定稼働することができ、大きな達成感と自信につながりました。

職場の雰囲気

若くても手を挙げれば
チャンスをもらえる。

カネカは、幹部職と一般職、また先輩と後輩の垣根が低く、普段からよく意見を交わす働きやすい職場だと思います。特に、私の所属部署は20代~30代前半の若手が多く、育休取得者も年々増加しています。育休が取得しやすく、復帰も容易です。また、仕事以外でも、スポーツイベントや夏祭りといった行事があり、みんな和気あいあいとした雰囲気で楽しんで参加しています。
さらに、カネカは若くても手を挙げればチャンスをもらえる会社です。実際に私は入社当初から海外で働きたいと考えていましたが、当時の上司や同僚に恵まれ、入社4年目に海外で働く機会を得ることができました。グローバルという点では、私の所属部署は海外の製造拠点を多く抱えていることもあり、海外とオンライン会議を行ったり、海外からの出張者や研修生も頻繁に受け入れたりしています。時には海外からの出張者と休日に神戸や京都を観光するなど、製造部門のなかでも最もグローバルを感じられる部署だと思います。グローバルに活躍したいと思っている方は大歓迎です。

私のネガイ

変化を恐れず、
ワクワクしながら挑戦する。

現在挑戦している新規造粒プロセス開発を通じて、より安全・安定な操業や損益改善に貢献することが、私のネガイです。また、海外拠点に導入する際には、日本と海外拠点が「ONE TEAM」で取り組み、海外経験のない若手技術者や製造オペレーターに達成感やワクワク感を体感してもらうことにより、成長の機会を提供したいと考えています。巨大な装置を持つ現行プロセスは、開発からすでに45年ほど経つ、いわば「変わらない」象徴であるように感じています。そのプロセスを刷新し、プラントの風景を変えることが、「挑戦することを怖がらない」というメッセージに繋がると信じて、日々喧々諤々しながら実験を行っています。

一日のスケジュール

09 : 00
出社、メールチェック
10 : 00
チームメンバーとの打ち合わせ
11 : 00
ベンチテスト・実機テスト準備
12 : 00
昼休憩
13 : 00
ベンチテスト・実機テスト
16 : 00
片付け
17 : 00
メール・電話対応
17 : 40
内勤業務終了