何年も先の未来を見据え、
バイオ素材の研究に挑む。

  • 新卒採用(技術系)
  • バイオ系専攻
  • Nutrition Solutions Unit
  • 基礎/応用研究
  • ワークライフバランス
  • 高砂工業所
M.M.
2011年入社
食糧生産支援Strategic Unit
  • 所属部署および掲載内容は取材当時のものです

キャリアパス

フロンティアバイオ・メディカル研究所
基礎/応用研究
バイオテクノロジー開発研究所
基礎/応用研究
産休・育休
バイオテクノロジー開発研究所
基礎/応用研究
バイオテクノロジー研究所
基礎/応用研究
アグリバイオ&サプリメント研究所
基礎/応用研究
食糧生産支援Strategic Unit
基礎/応用研究
  • 部署名は所属当時のものです

仕事内容

バイオ素材の生産に関する
基盤技術を構築する。

バイオ素材の研究職に就いています。具体的な業務としては、遺伝子組み換え微生物の育種や、ジャーファーメンターを使った培養実験といったバイオ系の研究、およびそれに付随した特許出願、共同研究先の大学とのやりとり、学会発表、工場実験など。最終的には、バイオ素材の生産に関する基盤技術の構築と事業開発支援を目指します。
この仕事は、何年も先の未来を見据えた基礎研究なので、具体的なお客さまの要望に応える開発業務と違い、「ここまでやったら終わり」という決まったゴールが与えられるわけではないところに難しさがあります。検討したい項目は無限に出てくるなかで、どちらに向かって研究を進めるべきかをしっかり見極め、自分たちでゴールを定める必要があります。そのため自分で自分を律し、限られたリソースを有効に使って確実に成果が出せるよう、考えて動くことを心がけています。

働き方

フルタイム勤務で
育児と仕事を両立。

まだ就学前の1児の母として、育児と仕事を両立しています。育児休暇は取得しましたが、ちょうど昇格試験の年だったこともあって産後2カ月で早々に復帰し、現在は時短ではなくフルタイムで勤務しています。私と夫の職場が離れているため、私の職場に近いところに住む代わりに、保育園の送迎や帰宅後の子どもの世話は私の担当。朝7時の開園と同時に保育園に行って子どもを預けた後、定時より少し早い8時頃に出社し、帰りは17時過ぎの定時きっかりに退社して18時前に迎えに行く、という毎日です。
実験にはトラブルがつきものですが、突発の残業ができないので、どうしてもというときは周囲の人に助けてもらっています。同じチームには、時短勤務で子育てをしている同僚もいて理解もあるので、安心感があります。日々、時間に追われてはいるものの、両立する環境は整っている会社だと感じます。後輩のみんなは上の世代の働き方を見ていると思いますが、これから、時短勤務の活用や男性の育休取得もさらに広がれば良いですし、反対に親の助けやシッターサービスなどをフル活用して働く人、子どもを育てながら単身赴任する人など、さまざまな働き方をする人が出てくることで、より自分らしく働ける風土ができるといいなと思っています。

チャレンジしていること

社外の活動を通して
自身の世界を広げていく。

社外の活動にも興味を持ち、可能な範囲で取り組みたいと考えています。数年前になりますが、「日本女性技術者フォーラム」という団体に個人で入会し、働き方やキャリア形成、アントレプレナーシップなどに関する勉強会に参加していました。他社の女性技術者と話せる機会は貴重で、自分の世界がカネカの外にも広がり、社外の人脈もできました。育児が落ち着いてもう少し自分の時間がとれるようになったら、活動を再開したいと思っています。
また、もともと関心のある分野だったのと、今後、部下を持つ立場になるかもしれないということもあり、メンタルヘルス・マネジメント検定の勉強をしています。こちらもなかなか時間がとれませんが、通勤時間や子供の習いごとの待ち時間を活用しています。

私のネガイ

「千里の道も一歩から」の精神で
より良い世界をつくっていきたい。

自分の子どもが大人になったときに、世界がより良くなっていてほしいと考えています。ここ数年は、農業資材やバイオ界面活性剤のテーマに関わっており、食糧危機の回避や環境負荷低減を目標としています。基礎研究は、技術的に高い目標に挑戦するものである上、苦労して出した研究成果が必ずしもすぐに事業に役立つとは限りません。でも、そうした基盤の蓄積がなければ新しいものはできませんし、何年も経ってから日の目を見たケースもあります。未来の技術のスタート地点を担当していることに誇りをもち、「千里の道も一歩から」の精神で取り組んでいます。
また、私は研究職という立場にいるので、特許や論文など、自分が仕事をしていたという痕跡をきちんとしたかたちに残したいです。それは会社に対する義務でもありますが、担当者の特権でもあります。自分がこの世を去ったずっと後にも成果が残るような職業はそう多くありませんので、ぜひ実現したいと思います。

一日のスケジュール

08 : 00
出社、実験準備
08 : 30
前日にセットした分析データの確認
09 : 00
打ち合わせでチームの役割分担を確認
10 : 00
共同研究先の大学とオンラインで打ち合わせ
12 : 00
昼休憩。新聞記事や日経バイオテクの記事を読む
13 : 00
実験
15 : 00
ミーティング資料の作成
16 : 00
実験データの確認、翌日の実験準備
17 : 10
定時退社