白いキャンバスに
ビジネス成長の絵を描く。
- K.K.
- 2011年入社
Vinyls and Chlor-Alkali Solutions Vehicle- 所属部署および掲載内容は取材当時のものです
キャリアパス
- 鹿島工場 発泡樹脂課
- 生産管理
- 発泡樹脂・製品事業部(東京本社)
- 総括・管理
- Foam & Residential Techs Solutions Vehicle
- 総括・管理
- Foam & Residential Techs Solutions Vehicle
- 営業
- カネカフォームプラスチック株式会社 出向
- Vinyls and Chlor-Alkali Solutions Vehicle
- 営業
- Vinyls and Chlor-Alkali Solutions Vehicle
- 営業 チームリーダー(幹部)
- 部署名は所属当時のものです
仕事内容
事業競争力強化策を考え、
実現させていく。
塩化ビニル樹脂の中でも機能性を有する特殊品である「塩ビペースト樹脂」の営業部門で、チームリーダーを務めています。国内外における事業競争力強化策をプランニングし、実現させていくことが私のミッションです。塩ビペースト樹脂は国内では主に壁紙や床材の主原料として用いられていますが、住宅着工数が減少し市場の縮小傾向に晒されています。お客さまを通じてその先の社会を見つめながら、カネカとしてお客さまの競争力がさらに高まる取り組みをすることで、業界全体の発展を目指す活動がより重要になっています。そのため、販売拡大策の検討のみならず、時代の変化を先読みして新しい製品を生み出していく「営業開発」や、たとえば環境課題への取り組みなど、事業のかたちに合わせた新たな仕組みを考え作っていく「営業企画」など、複層的な取り組みにチャレンジしています。
このように主戦場である国内市場で事業のベース強化を図る一方、事業の成長を海外市場に求め、戦略を推進中です。海外では、塩ビペースト樹脂は壁紙や床材以外にも幅広く用いられているため、そのなかで伸びる領域と、カネカの強みを生かせる領域とを見極めつつ、市場攻略を狙っています。
私自身は特定のお客さまを担当しているわけではなく、どうすれば事業を成長させることができるかを考える立場。いわば白いキャンバスに絵を描くようなもので、産みの苦しみはありますが、挑戦しがいのある仕事であることはまちがいありません。

印象的なエピソード
入社5年目で携わった
M&A案件。
カネカは、事務系社員が少ないこともあって、若手のうちから大きな取り組みに参画させてもらえるのが特徴です。具体的な経験として、私の場合はFoam & Residential Techs Solutions Vehicle在籍時にM&A案件に携わったことが印象に残っています。もともとはお客さまであった発泡スチロールの加工メーカーを買収する案件で、事務局の一員として、取り組みの初期段階から最後の連結化まで一連の業務に参画させてもらいました。
会社や事業の価値をどう評価するのか、リスクをどうとらえるのかについて、営業的側面はもとより、会計、法務、人事、環境などさまざまな観点から検討し、事業計画のプランにまとめたのですが、会社の総合的な評価の仕方を体系的に学ぶことができたとても貴重な経験でした。ここで得た視点は、後に自身の取引先を見る際の指標となり、ゼネラリストとして持つべき有益なスキルになったと考えています。加えて、一連の業務遂行を通し、社内の各部署のキーパーソンはもちろん、社外にも会計士や弁護士、社労士といった専門家の人脈を築くことができたことは、今でも財産となっています。

カネカの魅力
多様なビジネス拡大に
チャレンジできる可能性。
白いキャンバスに絵を描くような仕事をする際、絵の具や筆はたくさんあったほうがいい。その意味で、カネカは実に魅力にあふれていると言えます。川上~川中~川下に幅広い事業・製品を持っている点が日本の化学メーカーの中でも特徴的で、これは新たなビジネスを生み出していけるチャネルを数多く持っているとも換言できます。自分のプランニングによって、多様なビジネス拡大にチャレンジできる可能性に富んでいる点は、カネカの大きな魅力です。さらに、こうしたフィールドで、若手のうちから裁量を持って業務に取り組める風土があるので、自分で仕事を存分におもしろくすることができます。
また、各部門で活躍している同期の存在も大きいです。自身の担当領域だけでは発想も限られますが、異なる事業分野・職種の同期から意見を聞くことで新たな着想を得られます。社内にいながらにして、異なる世界の情報・視点を手にできることもまた、この会社の魅力です。

私のネガイ
お客さま、そしてその先の
社会に対して良い影響を与える。
カネカの製品とお客さま、そしてその先の社会を結び、良い影響を生み出すことが、私のネガイです。目下は、海外への展開や、事業領域の拡大、環境対応等をキーワードに、国内の人口縮小に晒される塩ビペースト樹脂事業をどうやって成長へ転換できるかに取り組みたいと考えています。
少し抽象的な話になりますが、仕事にはその人の人生観・仕事観が表れると考えています。私の座右の銘は、中国の詩人・李白の「天 我が材を生ずる 必ず用あり」。「天が私を生み落としたからには、必ず役に立つことがあるはずだ」という意味で、これを仕事でも体現したいと考えています。会社も「法人」と言うだけあり、人と同じように使命をもった組織体。この中で「三方よし」や「CSV(Creating Shared Value)」を意識しながら、仕事、お客さまを通じて、世の中に役立てる製品や仕組みを生み出して行きたいと考えています。
一日のスケジュール
- 08 : 30
- 長男の小学校通学を見送って、長女を保育園へ送迎
- 08 : 45
- 出社、メールチェック、勤怠・経費精算等の申請承認
- 09 : 00
- 技術メンバー、営業メンバーと打ち合わせ/輸出先国の法制変更への対応について
- 10 : 00
- 東西営業チーム合同での販売状況・営業進捗共有の月次定例ミーティング
- 12 : 00
- 昼食
- 13 : 00
- 来日したインドのディストリビューターとの面談
- 14 : 00
- チームメンバーとの1on1。その後、お客さま訪問のため移動
- 15 : 30
- 取引先A社の購買部門と面談。商況の確認と、進捗中の案件の状況共有
- 16 : 30
- 同じ取引先の技術部隊と面談。進捗中の案件の状況共有
- 18 : 00
- 面談終了後、直帰で長女をお迎えに保育園へ