太陽電池の検査工程における
自動化技術開発に挑む。
- A.U.
- 2022年入社
薄膜プロセス開発研究所- 所属部署および掲載内容は取材当時のものです
キャリアパス
- プロセス開発研究所
- 生産技術研究
- 薄膜プロセス開発研究所
- 生産技術研究
- 部署名は所属当時のものです
仕事内容
品質の安定化、省人化を
自動化技術によって実現する。
太陽電池の組立工程を自動化する技術開発に携わっています。担当しているのは主に検査工程で、太陽電池の欠陥は非常に小さく見えづらく、人の目でそれを見つけることは極めて難しいため、一日も早く検査技術を導入することで品質の安定化、省人化を実現しようと、日々開発に励んでいます。
この工程を自動化するには、撮影に適したカメラの選定、検査に適した照明の検討、検査プログラムの作成などが必要です。特に光学検討はイメージしていたよりもはるかに難しい開発テーマですが、光の波長や照射方法の検証・考察を繰り返して工夫することにより、透明体の検出や、背景と同色な異物の検出に成功しました。こうして成果を出しながら、技術者として難しいテーマに挑むおもしろさとやりがいを感じています。

入社動機
機械系出身者が「華のある仕事」
に就ける、それがカネカ。
大学では機械工学を専攻していたので、主に機械メーカーを検討していました。ただ、研究テーマが少し環境に関係していたことから、太陽電池や生分解性バイオポリマーを製造するカネカに興味を持ち、アプローチしたところ、そこで思わぬ発見がありました。大学のOBである先輩社員と面談したのですが、「今、生分解性バイオポリマーの製品力・生産力をどんどん上げて、競争力を高め、社会貢献していこうとしている時期にある」という話を聞き、そのカギを握るのが生産技術開発系の仕事であり、それはまさに機械工学出身者のフィールドであると知ったのです。
機械メーカー以外の会社では、製品そのものの開発をすることができないので「主役になれずつまらない」と思い込んでいましたが、生産技術開発系の仕事は収益に直結する業務を手がける「華のある仕事」であり、カネカではそれができると考え、志望しました。

働き方
毎日が刺激的で楽しく、
ストレスがない。
一年目から主担当を任されたため驚きましたが、最初からバリバリ仕事ができると思ってワクワクしたことを覚えています。自分でどうやりたいかを考え、自分で決めながら開発を進めさせてもらえました。また定型業務はほとんどなく、臨機応変な働き方が求められるため、毎日が刺激的で楽しいです。
働く環境という点では、カネカでは労働時間の上限が低く設定されているため、毎食分を自炊する時間と精神的余裕があり、健康的に働くことができます。フレックス制度を使って、プライベートと仕事の優先順位を臨機応変に変えられる点も気に入っています。
豊岡に配属と聞いたときは、正直に言うと「都会じゃないな…」という印象でしたが、実際に働いてみると、借り上げ寮から会社までクルマで15分のドライブ通勤で、ストレスがありません。また、会社負担のイベントが複数あり、離れて暮らす家族と一緒に参加することも可能なので、楽しく勤務できています。

私のネガイ
協働ロボットを活用して
自動化を次々と展開していきたい。
協働ロボットの導入を目指しています。協働ロボットとは、人とぶつかっても衝撃が少なく、周囲に柵を設けることなく使うことができる低パワーのロボットです。現在私は、ロボットで言えば目にあたる部分のマシンビジョンを開発していますが、さらに技術を磨いて、ロボットに関わる業務にも携わるなかで経験値を増やし、ゆくゆくは人と協働する協働ロボットを使った技術開発をしてみたいと考えています。さらにAIの技術も習得し、マシンビジョン、カメラの技術をロボットと組み合わせて自動化が困難な作業もロボットでできるようにしていきたいです。その後は、協働ロボットを活用した自動化を次々に展開して、コストダウンや新規事業創出に貢献していく、それが私のネガイです。
一日のスケジュール
- 08 : 30
- 出社、メールチェック
- 09 : 00
- チームミーティング
- 10 : 00
- メーカーと打ち合わせ(製品紹介、技術的な相談など)
- 11 : 00
- 光学検討、実験準備
- 12 : 00
- 昼休憩、食後に同僚とポーカー
- 13 : 00
- 光学検討、実験
- 15 : 00
- 検査プログラム開発
- 16 : 00
- 他部署打ち合わせ
- 17 : 00
- 一日のまとめ
- 18 : 00
- 退社