高専卒採用にかける想い

今回は、高専生のみなさんに向けて、高専卒社員の活躍フィールドや、カネカが高専卒社員に期待していることなどをお伝えします。たくさんの高専卒先輩が、「モノづくり」のキーポジションで活躍しています。そんな先輩のコメントもご紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでください!

高専卒社員は全員、総合職。

まずお伝えしておきたいのが、当社では学歴に関係なく「人の成長が会社の成長につながる」という考えのもと、高専卒も全員、総合職として採用しており、「やりたい!」と手を挙げる人にはどんなことにも挑戦できるチャンスがあるということです。
ただし、高専で学んできた知識や技術を生かしてほしいという思いもあって、主には「製造運転・製造技術・エンジニアリング」といった分野で活躍してもらっています。最近では、品質管理・環境安全・研究開発などのスタッフ部門にも活躍フィールドが広がっています。

高専卒若手社員に聞きました!

Q.カネカに入社を決めた理由は?

化学系

高専卒の先輩がたくさんいる会社に就職したいと考えていました。カネカは高専卒社員に対するサポートが手厚く、たくさんの先輩社員と話すなかで入社後のイメージができたので志望しました。

機械系

高専卒社員の待遇を重視していましたが、カネカは大卒と同じ雇用形態であることが決め手となりました。また、海外勤務のチャンスがある点や福利厚生が充実しているところも魅力でした。

化学系

化学メーカーの中でも、自分が興味を持っていた食品や医療の事業を手がけていること、またベルギーなどヨーロッパにも進出していることが決め手となりました。


高度なモノづくりのキーポジションを担ってください。

高専卒社員に期待しているのは、高度なモノづくりをかたちにするキーポジションでの活躍です。
時代とともに製品の機能や品質は年々ハイレベル化し、製造には高度なモノづくりが要求されています。研究開発部門が生み出した成果は、それだけでは社会に生かすことができません。ラボレベルのプロセスをもとに、工場での量産プロセスを導き出すスケールアップが必要となります。研究開発部門と製造現場をつなぐ「量産化」に関わるフィールドこそ、高専卒社員の力を最も必要としている分野なのです。
新製品の生産条件を確立し量産化を果たすには、学術知識とモノづくり両方の知見が必要となります。その両方を持ち合わせている技術者として、高専卒社員の活躍は非常に期待されています。

新たなモノづくりをかたちにして量産へと導く仕事は大変な面もありますが、量産された製品が社会に供給されて評価されることは、大きなやりがいとなります。
また、すでに確立された製造プロセスにおいて、コストダウンや工程の安定化に取り組むことにより、製造現場から「ありがとう」と感謝されたときも、やりがいを実感できるでしょう。


高専卒社員のキャリアは実に多様。

専攻分野と活躍フィールドの関係についても触れておきましょう。モノの作り方を考える「製造技術」では、化学専攻出身者を中心に、一部、機械・電気専攻出身者も活躍しています。また、製造装置の設計・管理を担う「エンジニアリング」では、主に機械・電気・情報・制御出身者が活躍しています。情報専攻出身者は「製造技術」「エンジニアリング」はもとより、AI・デジタルなど他分野でも活躍しています。

高専卒社員のキャリアは実に多様で、まずは配属先で仕事の基礎を習得しながら担当分野の理解を広めた後、ジョブローテーションなどを通して専門領域と業務領域を拡大させ、ゆくゆくは特定領域のプロを目指してもらいます。
キャリアの中で専門外の業務に就くこともありますが、学びの機会はたくさんあり、資格取得に関する制度も充実しているのでご安心ください。

ゆくゆくは、製造課長や製造技術課長、製造部長、工場長といった製造部門のリーダーあるいは、エンジニア部門のリーダーを目指してもらいたいです。他に、品質管理・保証、安全技術、環境技術などのスタッフ部門への道も開けています。また、高専卒出身の執行役員も生まれています。
海外で活躍するチャンスも多くあります。日本の製造拠点は高い技術を持つマザー工場なので、生産に課題を抱える海外工場を現地でサポートしたり、新たな海外工場立ち上げに際して支援スタッフとして参画したりといった業務も出てきます。
自分のやりたいことを発信しながらチャンスを生かし、自分らしいキャリアを歩んでいくことが可能です。

高専卒若手社員に聞きました!

Q.カネカの魅力とは?

電気・
電子系

優しくおもしろい人が多い印象で、教育もしっかりしてもらえるため働きやすい環境だと思います。寮費が非常に安く社員食堂も充実しており出費が少ないため、自由になるお金は多く、貯金もできます。

化学系

新入社員には指導員が付いてくれ、わからないときにすぐに聞ける体制が整えられています。また自己啓発の支援制度があり、資格取得の奨励金があるのも魅力です。

化学系

同期と時々仕事の話をするのですが、仕事内容がまったく違うので同じ会社内でもこんなに違うのかと驚かされます。新たな知見や考え方を社内で得ることができるというのは、自分自身の成長にもつながっていくので、そこが魅力だと感じています。


あなたのやる気に応える環境が待っています!

最後にまとめると、高専卒社員には主に量産化に関わるモノづくりのキーポジションを担ってほしいと考えています。そこでは、
◎学術知識とモノづくりの現場を結びつけて思考し、そこで生まれるアイデアを具現化する力
◎急速に発展する新しい科学技術を習得し、実践する力
が求められます。それらを持ち合わせた人なら、存分に活躍していただけます。
高専卒社員は総合職採用です。やる気次第で、どんどん上に上がっていけます。キャリアの選択肢も豊富にあります。さまざまな事業・製品を手がけるカネカで、ぜひあなたの力を発揮してください。チャレンジをお待ちしています!