カネカのキャリアに、決まったレールはない

今回は、カネカではどのようなキャリアを築いていけるのかについてお話しします。また、一人ひとりが望むキャリアパスを描いていくためのサポートについても触れていこうと思います。これを読んでぜひ入社後のキャリアをイメージしてください。

「縦横無尽に活躍する人材」こそカネカが求める人材。

この採用サイトのトップページに書かれているメッセージは、読んでいただけたでしょうか? そこには、「私たちが求めているのは、決まった領域や職種に縛られることなく縦横無尽に活躍する人材」と書かれています。カネカにおけるキャリアのありようは、この言葉に凝縮されていると言っていいでしょう。

カネカは幅広い事業領域を持つ会社です。事業部が違えば、製品はもちろんお客さまも市場も大きく異なります。「この事業部で、こんなことにチャレンジしたい!」という思いを持って入社することは大いに結構ですが、その思いに縛られすぎるとカネカというフィールドで自身を生かしきれないかもしれません。

もちろん一部では、特定分野の有資格者や、特殊な分野の技術研究者といったスペシャリストを必要としていますが、多くの社員についてはゼネラリストとして成長してもらいたいというのが会社の思いです。特に将来経営を担うような人材は、複数の部門にまたがって多様な経験を積む必要があります。「この仕事でなければ」といった枠にとらわれることなく、新たなフィールドであっても果敢に挑戦していく心構えを持っていてもらいたいと考えています。
私たち人事部門は、そのような人材の採用と育成に注力しています。


さまざまな仕事を経験しながらキャリアアップ。

実際に先輩社員たちがどのようなキャリアを歩んでいるかといえば、特に決まったレールはなく、キャリアパスは人それぞれ。ただやはり多くが「さまざまな仕事を経験」していきます。事業部間の異動はごく普通にありますし、事業部と本社スタッフ間の異動も一般的です。研究者から営業担当や本社スタッフになった例もあります。

昨今カネカでは、事業部と本社スタッフ間の人材交流を積極的に行っています。そうすることで横の人脈が広がり、組織の壁がなくなって、組織運営が円滑に進むことはもとより、会社をより高い視座で眺めることのできる人材が育つと考えているためです。


個人の能力を伸ばし、望むキャリアを叶えたい。

各人のキャリアは、「本人の希望」「適性」「会社の方針」で決まっていきます。本人がいくら望んでも、その仕事・ポジションにふさわしい実力が伴っていなかったり、会社の方針としてそのポジションに新たな人材配置の予定がなかったりといった場合は、希望が叶いません。逆に、いくら適性があって会社が望んでいたとしても、当の本人が望まない異動を強制しても双方にとって良い結果を生みません。
本人が望むポジションを明確にし、それを会社側も把握したうえで、そのポジションにふさわしい実力を自身が徐々に身につけていき、機会をとらえて自分のやりたいことを実現していくというキャリアアップが自然だと考えています。

どのようなキャリアを望んでいるかを会社側に伝える場はいくつかあります。まずは、「カネカ1on1」と呼ばれる上司との面談。職位によって頻度は異なりますが、定期的に実施することが義務づけられています。どのような仕事にチャレンジしたいか、順調に成長できているか、働き方に問題はないかなど、まとまった時間を設けて協議・確認します。自身の考えや希望は、この「カネカ1on1」で上司に伝えることが可能です。
またそれとは別に、年に一回、自身のキャリアイメージや希望を人事部に直接発信できる自己申告の機会があります。

「カネカ1on1」にしても、自己申告にしても、根底にある目的は「個人の能力を伸ばし、望むキャリアを叶える」こと。たとえば、「海外で駐在員として活躍したい」という希望を持つ社員に対しては、上司や会社側もそれをふまえて動きます。実力があって自ら手を挙げる人には、できる限りのサポートをするのがカネカという会社です。


チャレンジ意欲の高い人には申し分ない環境です。

「人を育てる」ことに一所懸命なので、社員には若いうちから大きな仕事をどんどん任せます。もちろん上司や先輩はしっかりサポートするので安心してください。カネカの若手社員が、他社に就職した大学の同期と話をしていて「もうそんなに大きな仕事を任されているのか?!」と驚かれるという話はよく耳にします。さまざまな会社のメンバーが集う外部のマネージャー研修に行くと、自分だけかなり若かったといったこともよくあるようです。

コスト度外視で人を育てようとする会社。一人ひとりのキャリアを真剣に考え、実現しようとする会社。それがカネカです。若いうちから仕事でさまざまなチャレンジをしたいというやる気のある人には、申し分ない環境と言えます。