モノづくり戦略
デジタルトランスフォーメーション(DX)
デジタル技術を駆使した生産革新、全社の業務系デジタルプラットフォームの高度化を通じたDXの実現により、新しい時代に合致した業務へ変革させていきます。
デジタル基盤強化
デジタル人材
国内グループ会社を含め、AI・データ活用を内製できる人材を拡大中です。
2023年度累計:320名
2030年度目標:約3倍の1,050名
AI基盤
生産現場では、デジタル人材が中心になってAIを実装中です。
生成AI活用は、各業務領域にて、有効性やリスクの検証を進めています。
データ統合/通信
データ統合:生産からビジネスまでつながる統合データ基盤を順次拡大中です。
通信:ITデバイス拡大、画像活用等、DXを支える通信ネットワーク網の増強を進めています。
Field Operation Zero による生産性の向上
2024年5月稼働予定の苫東工場(北海道)では、医療機器製造ラインの完全自動化により、生産性向上を実現させます。
自社製太陽電池による再生可能エネルギーの導入を進め、環境負荷の少ない工場を実現します。
“カネカならでは”の現場主導によるAI・データ活用
各現場では、教育を受けたデジタル人材が中心になって、AI・データ基盤を活用し、課題解決を進めています。2023年度末時点の計画では、120件のテーマに取り組み、うち30件の実績化により約6億円/年の成果を創出しています。
AI・データ活用人材は2030年までに1,050名まで育成し、年間100件(成果:約20億円/年)のテーマ推進を目指します。
AI・データ活用人材の拡大
AI・データ活用テーマ | 効果(億円/年) | |
---|---|---|
最適運転 自動制御 |
・乾燥工程の最適自動運転 ・培養工程の分子量自動調整、等 |
3 |
異常予測 (設備・品質) |
・設備異常検知による稼働率向上 ・発泡条件の予測システム、等 |
2 |
画像・音声 解析 |
・製膜炉出口監視によるロス削減 ・印刷汚れ検知、等 |
0.5 |
計画最適化 (生産・販売・在庫) |
・在庫引当最適化 ・生産計画最適化、等 |
0.5 |
計 | 6 |