“Make it Real”ソリューションの社会実装へ
新たな挑戦がスタートしました
2017年に北海道の事業を統括する株式会社カネカ北海道を設立して以降、循環型有機酪農事業の展開、先端医療拠点新設決定など、地域性を生かした特色ある事業を展開しています。
「Hokkaido Initiative」、北海道の新しい波、第二のニューフロンティア開拓に取り組んでいきます。
『ここでしかできない、ここだからできることがあります。
北海道から、世界のネガイをカナエル。本気で信じるカネカが、動き始めます。』
魅力ある酪農づくりと乳製品生産への取り組みが進んでいます
日本国内の酪農業は、後継者不足や労働力不足などから厳しい環境下におかれています。
カネカは魅力的で持続可能な酪農業の推進を事業理念として、酪農家と手を携えて取り組んでいます。食料生産支援事業や製造ノウハウを酪農現場に生かし、生産性向上、職場環境の改善、環境問題への対応に貢献したいと考えています。
2020年6月に設立した株式会社別海ウェルネスファームでは、牧草や高栄養価の飼料栽培に取り組み、2020年12月に、圃場(ほじょう:放牧地、採草地、コーン畑)の有機JAS認証(※1)を取得しました。2021年5月には新牛舎が完成し、牛の導入を進めています。
今後、2022年に生乳の有機JAS認証取得、2023年には有機乳製品の発売を目指しています。
※1 農林水産省が定める有機食品の検査認証制度。化学物質に頼らずに生産された農産物や畜産物等であることの認証。
別海ウェルネスファームの新牛舎(北海道野付郡別海町)
持続可能な循環型有機酪農に向けて
付加価値の高い有機生乳の生産に加え、酪農現場の省力化、飼料の自家栽培などの生産性向上に取り組み、人・乳牛・環境に配慮した持続可能な循環型有機酪農を目指します。
Medical SV の新しいステージ 「カムイProject」が始まります
陸・海・空路の利便性が高い物流の要衝に位置し、各種インフラが整備された日本有数の工業団地である北海道の苫小牧東部産業地域に、Medical SVにおいて国内外へ事業展開している医療機器の工場新設を決定しました。製造プロセスの自動化、高度化による生産性の高いスマート工場、そして太陽電池を搭載した「ゼロエネルギーファクトリー」を目指します。
生産する医療機器は、血中の悪玉コレステロールを選択的に除去する「リポソーバー®」と、重症化した閉塞性動脈硬化症(ASO)(※2)に対する新たな治療法として市場から高い評価を受けている新製品の「レオカーナ®」です。
Medical事業の供給基盤を拡大し、世界の旺盛な需要に対応したグローバルでの事業展開を加速していきます。
Hokkaido Initiative、新しいステージが始まります。
※2 動脈硬化などが原因となり下肢動脈の内部が狭窄・閉塞することで、血液の循環障害(虚血)が引き起こされる疾患。
新たな挑戦がスタートしました