社外取締役インタビュー
可能性を広げる
カネカの多彩な事業・技術・人( ダイバーシティ )

新社外取締役 笹川 祐子

新社外取締役
笹川 祐子
株式会社イマジンネクスト 代表取締役社長
株式会社学情 社外取締役

カネカの社外取締役に就任して半年が経ち、カネカのことをさまざまに見聞きされたと思います。今、笹川さんから当社はどう見えているのでしょうか。

まず最初に感じたのが、企業理念と経営哲学が深く根付いていて、しっかりと社会課題解決に向かっている企業だということです。それを実現する取り組みが進んでいることを知れば知るほど、素晴らしいな、と思っています。

女性幹部職のメンバーとの座談会も設け、社員とも直接お話しいただきました。

すごく多様性があるみなさんだったのが印象的でした。年代も幅がありましたし、中途で入った方や派遣社員から今の立場になった方もいると聞いて、驚きました。人材業界に長く身を置いていて、さまざまなクライアントの企業の取り組みを伺ってきましたが、日本の大きな企業、特に歴史ある製造業ではまだまだ多くない人材登用の仕方だと思います。

女性の活躍推進のような話にとどまらず、多彩な事業や技術・人が融合し、広がっていくこと、ダイバーシティをそのように広い意味で考えています。

これからの企業経営において多様性はもっとも重要だと思います。どれだけたくさんの人の立場や視点で物事を捉えているか、その視点の高さや広さがこれからの企業経営においてより一層求められます。

当社ではグローバルなカンパニーになることをその土地の土になる、文化になる、と位置づけて飛び出していきます。国内でも、北海道などの地域に根ざした活動を進めています。これらも一つのダイバーシティと言えます。素晴らしいと思います。

当社は一つの事業をとにかく大きくしていくのではなく、いろんなところに挑戦していく企業だと思っているので、今後、さまざまなフィールドで活躍してくれる多様な人材がますます必要です。

研究発表会にも先日、参加させていただきました。本当に、いろんな分野でチャレンジしている研究者の方の話を聞いて、ワクワクしました。ああいう場面が研究者同士の掛け合わせを生む場面になったりするんでしょうね。意外な組み合わせでイノベーションを生む実験カンパニーの文化とはこういうものか、と実感する機会でした。

30年以上前に始まったGreen Planet®もバイオ技術の研究者と高分子分野の研究者、他にもさまざまな分野の方たちが一丸となったから、ここまで来ているんでしょうね。驚くものですし、これからもいろんなイノベーションが起きるんだろうと、ワクワクを感じます。

北海道での医療器の新たな工場の建設も決定するなど、未来への投資も進んでいます。取締役会でさまざまな大型案件を決裁する場面に立ち会うたびに、将来花開いていくことの期待に胸を躍らせています。

実験カンパニーと言うだけあって、チャレンジは多彩です。もちろん研究だけでなく、製造や営業など、どの役割を担う社員も同じようにチャレンジしてくれています。

当社は、チャレンジできる環境だったり、サポート体制がすごくあると思います。社員のみなさんには、自信を持って前に前に進んでほしいです。一つステップアップすると景色が違って見えてきます。一歩踏み出すのが怖いっていう気持ちと、飛び出す勇気の狭間にみなさんはいるんじゃないかと思うんですけれど、でもカネカは実験カンパニーなんだから、そのチャンスも実験だと捉えて、やってみましょう。どんどん失敗してもいいじゃないか、と思います。それがカネカらしさです。

インタビュアー

インタビュアー

(左後)亀高 真一郎

取締役副社長 人事担当
Task Force「Sustainability(SX)本部」本部長

(左前)田中 咲宝里

Diversity Committee 委員
IR ・広報(Investors & Public Relations)部
広報グループリーダー

( 右 ) 結城 麻美    

Diversity Committee 事務局
人事部 採用・育成グループ採用チームリーダー

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