CSR調達

責任ある調達の取り組み

事業活動におけるあらゆる調達活動において、責任ある原材料等の調達と管理を行っています。「調達基本方針」に従い、各事業部長を責任者とした適切な体制を構築し、取引先のご協力も得ながら、鉱物原材料も含めた適切な調達と管理に努めています。
また、環境や人権に配慮した持続可能な原材料調達の一環として、パーム油のRSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil:「持続可能なパーム油のための円卓会議」)サプライチェーン認証を取得しています。

調達基本方針に基づくグリーン調達への取り組み

カネカグループは、「調達基本方針」のもと、地球環境への負荷低減を目指し、グリーン調達に取り組むことを宣言し、それに基づき「グリーン調達基準」を制定しています。
2023年度は、EU・REACH規則(※1)の規制物質追加を反映して対象物質の見直しを行い、「グリーン調達基準」を改訂しました。今後もグリーン調達が環境保全活動を推進するうえで重要な取り組みの一つであると認識し、取引先と共に積極的に取り組んでいきます。

※1REACH規則:化学物質の登録・評価・認可および制限に関する規則。

資材調達の取り組み

資材調達部門では、苫東工場の新設等、事業規模の拡大に対応し、新たな取引先を継続して開拓しています。また、刻々と変化する調達環境に対応するために、取引先と相互に価値を共創する関係強化が必要と考え、各取引先との継続的なコミュニケーションによるパートナーシップ強化に努めています。CSR調達への取り組みでは、責任あるサプライチェーンマネジメント実行のため、取引先への要求事項選定を開始しました。

資材調達の考え方についてはこちらをご覧ください。

物流安全の取り組み

2023年度は、環境・安全衛生について年間計画を立て、輸送会社の協力を得ながら、毎月「安全会議」を開催し、塩素漏えい時の処置訓練や輸送異常通報訓練等で、安全意識の向上を図っています。
化学品の物流事故、災害の未然防止に向けては、さまざまな社会の変化に柔軟に対応できるサプライチェーンを実現するため、物流DXも推進しています。その代表例としては、倉庫管理システムや、製品の積み合わせを効率的にする配送システムの導入により、多様化した製品の輸送形態や保管に対応しています。また、より安全な倉庫内荷役作業を実現するため、2025年度の稼働を目標に、最新の自動搬送フォークリフトの実証実験を開始しました。
このように安全意識の向上とDXの推進により、本質的な物流安全を向上させながら、将来的な人手不足対策、環境問題対策の取り組みを継続的に行っていきます。

毒物劇物製品の漏えい処置訓練

毒物劇物製品の漏えい処置訓練

パートナーシップ構築宣言

当社は、サプライチェーンの強化に積極的に取り組むことが重要との考えから、内閣府をはじめとする関係省庁などが推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し、2022年10月「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。サプライチェーンの取引先や価値創造を図る事業者のみなさまとの連携・共存共栄を進めることで、新たなパートナーシップの構築を目指します。

CHECK & ACTION

カネカグループは、「グリーン調達基準」に基づく調達活動に継続して取り組みます。

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