沿革
~1950年代
1949年 | 「鐘淵化学工業株式会社」資本金2億円で創立 |
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塩化ビニル樹脂「カネビニール」を開発 | |
1950年 | 大阪工場に「カネビニール」プラント完成、量産開始 |
塩ビ被覆電線を阪本工場(現:滋賀工場)で生産開始 | |
1952年 | 溶液型塩化ビニル樹脂「カネビラック」を開発、大阪工場で生産開始 |
1953年 | 高砂工業所でマーガリンに加えて、ショートニングの本格生産開始 |
滋賀工場で軟質塩化ビニールコンパウンド「カネビニールコンパウンド」を生産開始 | |
1957年 | アクリル系合成繊維「カネカロン」を開発・高砂工業所で生産開始 |
1958年 | デミング賞実施賞受賞 |
1960年代
1960年 | 高砂工業所に「カネビニール」プラント完成・稼働 |
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1961年 | チョコレート用油脂「ベルコ」を開発、高砂工業所で生産開始 |
1964年 | MBS樹脂「カネエースB」を開発、高砂工業所で生産開始 |
1965年 | ビーズ法発泡ポリスチレン樹脂「カネパール」を開発、高砂工業所で生産開始 |
カネカロン洋かつら「フォンテーヌ」販売開始(1985年譲渡) | |
1966年 | 大阪工場で硬質塩化ビニールコンパウンド「カネビニールコンパウンド」を生産開始 |
耐熱ABS系樹脂「カネカMUH」を開発、高砂工業所で生産開始(2001年譲渡) | |
1967年 | 塩化ビニルペースト樹脂「カネビニールペースト」を開発、大阪工場で生産開始 |
1968年 | ヨーロッパ事務所・ニューヨーク事務所を設置 |
耐熱塩化ビニル樹脂「耐熱カネビニール」を開発、大阪工場で生産開始 | |
高砂工業所にオキシ法塩化ビニルモノマープラント完成・稼働 |
1970年代
1970年 | 押出発泡スチレンボード「カネライトフォーム」を開発、大阪工場で生産開始 |
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カネカベルギー設立 | |
1971年 | 鹿島工場に「カネパール」プラント完成・稼働 |
カネカアメリカ設立 | |
1972年 | 発泡スチレンペーパー「カネファイン」を開発、大阪工場で生産開始(2009年譲渡) |
難燃ABS系樹脂「エンプレックス」を開発・企業化 | |
1973年 | ビーズ法発泡ポリエチレン成形品「エペラン」を開発、大阪工場で生産開始 |
高分子複合磁性体「カネカフラックス」を開発、滋賀工場で生産開始 | |
カネカベルギーにMBS樹脂プラント完成・稼働 | |
1974年 | 肝臓薬バルク「グルタチオン」を発酵法により開発、高砂工業所で生産開始 |
1977年 | 代謝性強心剤バルク「ユビデカレノン(CoQ10)」を発酵法により開発、高砂工業所で生産開始 |
1978年 | 鹿島工場に「カネライトフォーム」製造設備完成・稼働 |
耐候性MMA系フィルム「サンデュレン」を開発、大阪工場で生産開始 | |
1979年 | カネカシンガポール設立 |
変成シリコーンポリマー「カネカMSポリマー」を開発、高砂工業所で生産開始 | |
カネパール畳(現:カネカケンテック)設立 |
1980年代
1980年 | 医薬中間体HPGを企業化(カネカシンガポール) |
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1981年 | 変成シリコーンポリマー「カネカMSポリマー」の分子設計と工業化で、'80年度高分子学会賞受賞 |
1982年 | プラスチックサッシ「エクセルウインド」製造設備が北海道カネカで完成・稼働(2008年譲渡) |
カネカテキサス(現:カネカノースアメリカ)設立 | |
1983年 | 「カネカロン」のエコファーが日経優秀製品賞の日経流通新聞賞を受賞 |
「AMMPA」(血圧降下剤中間体)を企業化 | |
アクリルシリコン系ポリマー「ゼムラック」を開発、高砂工業所で生産開始 | |
1984年 | 「カネカロン」新難燃強化繊維技術で繊維学会・技術賞受賞 |
アモルファスシリコン太陽電池を開発、滋賀工場で企業化 | |
超耐熱性ポリイミドフィルム「アピカル」を開発、滋賀工場で生産開始 | |
カネカテキサスにMBS樹脂プラント完成・稼働 | |
1985年 | ビーズ法発泡ポリプロピレン「エペランPP」を開発、鹿島工場で生産開始 |
カネカベルギーに「エペラン」プラント完成・稼働 | |
1986年 | 血液浄化システムを企業化、膜型血漿分離器「サルフラックス」とLDL(低密度リポタンパク)吸着器「リポソーバー」を生産開始 |
β-ヒドロキシ脂肪酸で日本発酵工学会斉藤賞を受賞 | |
名古屋営業所設立 | |
1987年 | カネカドイツ(現:カネカファーマヨーロッパ)設立 |
カネカロン原液着色紡糸法で繊維学会・技術賞受賞 | |
宮城樹脂設立 | |
1989年 | 滋賀電子設立 |
アライドアピカル社(現:カネカノースアメリカ)設立 | |
血液浄化システムの開発と工業化で'88年度高分子学会賞受賞 | |
射出成形用エンジニアリング樹脂「ハイパーライト」を開発、大阪工場で生産開始 |
1990年代
1990年 | カネカテキサスで「エペラン」「エペランPP」生産開始 |
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アライドアピカル社で「アピカル」生産開始 | |
カネカ東北建材(現:カネカケンテック)設立 | |
1991年 | 全身性エリテマトーデス治療用の吸着器「セレソーブ」発売 |
1992年 | 「カネカMSポリマー」の発明で全国発明表彰・発明賞を受賞 |
上海鐘淵化学応用技術設立 | |
1993年 | 九州カネカロン・兼松・東洋紡の合弁で、南通昇陽毛紡有限公司を設立 |
「アピカルNPI」近畿化学協会化学技術賞受賞 | |
「プロテックス」繊維学会技術賞受賞 | |
カネカメディックス設立 | |
1994年 | 標津化成(現:カネカ北海道スチロール)設立 |
透析アミロイド症治療用の血液浄化器「リクセル」製造承認取得 | |
カネカファーマヨーロッパ設立、カネカエンジニアリング設立 | |
1995年 | 光学用透明フィルム「エルメック」を企業化 |
北海道カネパール設立、カネカマレーシア設立 | |
カネカエレクテック設立、カネカクリエイティブコンサルティング設立、カネカリサーチアソシエイツ設立 | |
1996年 | カネカデラウエア設立、カネカプラスチックス設立 |
カネカエペラン設立 | |
サンポリマー設立(2009年譲渡) | |
1997年 | 九州カネライト設立 |
カネカマレーシアでエペラン、MBS樹脂の生産を開始 | |
カネカハイテックマテリアルズ(現:カネカノースアメリカ)を設立し、アライドアピカルの事業を引き継ぐ | |
ポリイソブチレン系液状樹脂「エピオン」プラントが鹿島工場に完成 | |
カネカファーマアメリカ設立 | |
カネカベルギーで「MSポリマー」生産開始 | |
1998年 | 中国上海市に鐘化咨詢(上海)有限公司(現:カネカ上海)設立 |
アモルファスシリコン太陽電池を製造するカネカソーラーテックを設立 | |
1999年 | カネカペーストポリマー設立 |
2000年代
2000年 | ISO14001国内4工場取得完了 |
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紋別化成(現:カネカ北海道スチロール紋別工場)設立 | |
カネカテキサスのエペラン新工場がミシガン州に竣工 | |
「カネライトフォーム」がISO9001を取得、関連する全部門にわたる品質保証は業界初 | |
太陽光発電システム「カネカエーシック」の国内販売開始 | |
研究実験棟が竣工、ライフサイエンス分野の研究部門を集約 | |
保温板3種で初めてノンフロン・ノンハロゲン発泡剤タイプ「カネライトフォーム」の開発に成功 | |
カネカマレーシアにて「カネカペーストポリマー」が稼動 | |
2001年 | カネカエペラン販売設立 |
2002年 | 大阪合成有機化学研究所の株式取得 |
機能性食品素材<カネカ・コエンザイムQ10>発売 | |
大面積採光型「カネカ シースルータイプ太陽電池」発売 | |
国産初、脳動脈瘤塞栓用コイルを発売開始 | |
2003年 | 蛋白繊維を開発し、青島海華繊維有限公司設立 |
蘇州愛培朗緩衝塑料有限公司(現:鐘化(蘇州)緩衝材料)設立 | |
レーザーで3次元の光導波路を形成できるイミド系フィルムを開発 | |
2004年 | 「鐘淵化学工業株式会社」から「株式会社カネカ」に商号変更 |
2005年 | 業界初、塩素含有アクリルグラフト共重合樹脂「PRICTMER」の開発に成功 |
2006年 | 世界初、ポリアクリレート系反応硬化型テレケリック液状樹脂の工業化に成功 |
独自のナノコンポジット技術による新規射出成形用樹脂の開発に成功 | |
独自技術によるエポキシ樹脂用新規モディファイヤーの開発に成功 | |
2007年 | カネカファーマベトナム、KSSベトナム竣工稼動 |
心臓疾患治療用のバルーンカテーテル、国内最少サイズの開発 | |
2008年 | 国内全生産拠点で2年連続、廃棄物ゼロエミッションを達成 |
高エネルギー光に対する耐性と強度を持つ新たな耐熱耐光透明樹脂「ILLUMIKA」を開発 | |
超高熱伝導グラファイトシート「グラフィニティ」を開発 | |
イソブチレン系熱可塑性エラストマー「SIBSTAR」の商業生産開始 | |
2009年 | 太陽電池・薄膜研究所を設立 |
ケイ・エム・トランスダーム設立 |
2010年代
2010年 | 電気絶縁性と熱伝導性を有した新規「絶縁熱伝導性樹脂」開発 |
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カネカインディア設立 | |
ユアヘルスケア(現:カネカユアヘルスケア)にて健康補助食品(サプリメント)の通信販売を開始 | |
ベルギーのバイオテクノロジー企業Eurogentec社と資本提携 | |
有機EL照明デバイス事業を本格展開、OLED青森設立 | |
発泡樹脂製品部門の販売会社5社を3社に再編 ※羽根、カネカケンテック、カネカフォームプラスチックス |
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ジーンフロンティア設立 | |
カネカイノベイティブファイバーズ設立 | |
2011年 | 100%植物由来バイオポリマーの生産実証設備が竣工稼働(高砂工業所) |
テレケリックポリアクリレート「KANEKA XMAP®」の開発と工業化で、平成22年度高分子学会賞(技術部門)を受賞 | |
大阪大学内に「カネカ基盤技術協働研究所」を開設 | |
カネカモディファイヤーズドイチュラント設立 | |
台湾鐘化股份有限公司設立 | |
カネカコリア設立 | |
鐘化(佛山)化工有限公司設立(現:鐘化(沸山)高性能材料) | |
第21回太陽光発電国際会議賞の受賞 | |
2012年 | アジア統括会社として鐘化企業管理(上海)有限公司、および米州統括会社カネカアメリカズホールディング設立 |
抗体医薬品精製用プロテインAクロマトグラフィー担体を発売開始 | |
カネカアピカルマレーシア設立 | |
「カネカ不凍タンパク質」の販売を開始 | |
2013年 | カネカサウスアメリカをブラジルに設立 |
カネカフーズインドネシア 設立 | |
カネカUSマテリアル・リサーチ・センターを開設 | |
2014年 | 世界最高水準の寿命約5万時間と色変化の少ない有機EL照明パネルを販売開始 |
経皮的冠動脈形成術用カテーテル「IKAZUCHI Zero」を開発、販売開始 | |
2015年 | 国連前事務総長アナン氏が提唱した国連グローバル・コンパクトに署名 |
EMEA地域(欧州、中東、及び アフリカ)での事業展開を加速するために、欧州統括会社カネカヨーロッパホールディングスカンパニーを設立 | |
カネカMSマレーシアを設立し、「カネカMSポリマー」の生産設備を新設 | |
神戸MI R&Dセンター内に、再生・細胞医療に特化した研究開発拠点を設置 | |
カネカタイランド設立 | |
2016年 | セメダイン株式会社の株式を取得、連結子会社化 |
アフリカでの事業展開を加速するために、ガーナに駐在員事務所を開設 | |
カネカUSイノベーションセンターを設立 | |
結晶シリコン太陽電池モジュールで世界最高変換効率を達成 | |
2017年 | カネカ北海道を設立 |
米国複合材用樹脂配合メーカー(現カネカエアロスペースLLC)を買収 | |
カネカ閉鎖型自動細胞培養装置を用いた歯槽骨再生療法の臨床研究がスタート | |
生分解性プラスチックの海洋分解の認証を取得 | |
欧州企業とライセンス契約締結 ドラッグコーティッドバルーン事業に参入 | |
2018年 | ヘンケル社の航空機用複合材事業を買収 |
iPS細胞などの多能性幹細胞の大量培養に関する特許を日本で取得 | |
農研機構と共同で小麦の品種改良を短期間で可能にするゲノム編集技術を開発 | |
乳製品事業に参入 | |
スペイン乳酸菌会社への出資および製造販売ライセンス契約の締結 | |
発酵バターの販売を開始 | |
生分解性ポリマーのレジ袋 国際協力機構の民間技術普及促進事業に採択 | |
2019年 | インドネシアで加工油脂の新工場建設を決定 |
米国医療機器会社へ出資 | |
エポキシ樹脂用改質剤の生産能力を増強 | |
カネカタイランドでエペラン、エペラン-PPの生産開始 | |
5G対応 超耐熱ポリイミドフィルムを開発 | |
「ベルギーヨーグルト ピュアナチュール」の販売を開始 | |
カネカ生分解性ポリマーPHBH製のセブンカフェ用ストローが試験導入開始 | |
カネカ生分解性ポリマーが欧州連合の全食品接触用途で使用可能に | |
第3回バイオインダストリー大賞を受賞 | |
脳動脈瘤塞栓コイル新製品を発売 | |
カネカ生分解性ポリマーPHBH 年産5,000トンのプラントが竣工 | |
外壁・窓で発電する外装システム「T-Green Multi Solar」を開発 |